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http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013080300197
【ニューヨーク時事】日本では金曜日夜のあるテレビ番組で不定期にスタジオジブリ制作のアニメ映画が放映されているが、その放映時に発表される米雇用統計は予想よりも数字が下振れて、相場が荒れやすくなる−。市場関係者の間ではこうした「ジブリの法則」がささやかれているが、2日もこの法則が当てはまる格好となった。
この日のニューヨーク市場は、7月の米雇用統計の就業者数の伸びが市場予想を下回ったことで、円の対ドル相場が一時1円以上も円高に振れたほか、株価も乱高下するなど、不安定な相場展開となった。同日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は1面で宮崎駿監督の顔のイラスト入りで、この法則を紹介する記事を掲載。ジブリ作品の放映時間と重なった9回の雇用統計の発表のうち、8回は市場予想を下回る数値が公表され、7回はドル安になったという。
この日の円相場は、雇用統計の発表前には1ドル=100円寸前で推移したが、発表後に98円台後半まで円高・ドル安が進行。さらに今回は、米国を代表する株価指数のダウ工業株30種平均がマイナスで始まった後、史上最高値を更新して終了する「おまけ」付き。2日はジブリ作品「天空の城ラピュタ」が放映されたが、WSJ紙は電子版で「(法則が)またもや正しいことが証明された」と報道した。(2013/08/03-16:20)
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