http://www.asyura2.com/13/hasan81/msg/499.html
Tweet |
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-9483.html
2013/8/2 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
今週は、企業の第1四半期(4―6月)決算が次々と発表された。市場はアベノミクス効果による好決算ラッシュを期待したが、「予想外に悪かった」(証券アナリスト)とがっかりムードが広がっている。
「自動車業界など円安メリットの輸出企業は好調でしたが、円安がマイナスに働いた企業もたくさんあります。思った以上にまだら模様の決算でした」(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)
日本航空は燃料費の上昇で純利益が前年同期比32%減。味の素は、原料高で冷凍食品の採算が悪化し経常利益は21%ダウンした。三菱重工は純利益28%減、HOYAも同じく47%減だった。
◆3社に1社が減益
みずほ証券リサーチ&コンサルティングによると、7月31日時点で減益(横ばい含む)だった東証1部企業は35・9%。ほぼ3社に1社は「悪い決算」ということになる。
「大赤字が続いていたパナソニックやシャープは営業利益を出しました。でも、人件費を減らして、利益を絞り出しただけ。事業そのものが好転したわけではありません」(経済ジャーナリストの山田清志氏)
パナソニックの営業利益は642億円だが、人件費を含む固定費を661億円も圧縮させている。要は、利益のほとんどがコスト削減によるものだけに、電機業界からは、「社内の士気は低下している」という声が聞こえてくる。
一方、富士重は大幅増益にもかかわらず株価下落に襲われた。
「富士重は通期見通しを上方修正しましたが、その幅は第1四半期の為替差益分だけでした。市場は大幅な上方修正を期待していたので失望売りです。もっと言うと、多くの輸出企業は上方修正すらしていません。為替相場の先行きに不安があるからでしょう。さらに言えば、アベノミクスの実行力に疑問を持ち始めたのです」(株式評論家の倉多慎之助氏)
為替だけでなく、成長戦略も怪しいものだ。上場企業は“アベノミクスの嘘”を決算予想に盛り込んでいる。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。