01. 2013年7月31日 19:21:16
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雇用拡大も非正規中心 失業率改善 期間従業員は争奪戦 産経新聞 7月31日(水)7時55分配信 30日に発表された6月の完全失業率が4年8カ月ぶりに3%台に改善するなど、雇用環境に明るい兆しが出ている。ただ中心は非正規で、正社員の拡大など安定雇用の創出には至っていない。安倍晋三政権には、成長戦略の着実な実行で企業の設備投資意欲を引き出し、正規雇用の拡大と賃金を上げられる環境をつくり出すことが求められる。 「(安倍政権の経済政策「アベノミクス」効果が)雇用にも波及し始めている」。菅義偉官房長官は同日の会見でこう胸を張った。安倍首相も同日、3%台へ低下したことに関し「リーマン・ショック以前の環境に戻った。さらに雇用状況を改善し、皆さんの賃金アップにつながるよう努力していきたい」と、交流サイト「フェイスブック」に書き込んだ。 雇用環境の改善は、生産現場で顕著だ。海外での販売好調が続く自動車メーカーは、工場で働く期間従業員の確保に懸命だ。毎年数百人規模で期間従業員を採用する富士重工業の本工場(群馬県太田市)の採用担当者は「募集しても応募は昨年の半分以下。北関東での採用競争が激しくなっている」とこぼす。北関東では、近隣の埼玉県にホンダが7月に新工場を稼働し、日産自動車も栃木工場(栃木県上三川町)の増産に向け、3月に十数人だった期間従業員を600人に増員。人材争奪戦の様相が強まっている。 出店攻勢を強めている外食産業も同様だ。アルバイト情報サービス「an」によると「フード系」のアルバイト求人数は6月に前年比約10%増と大幅なプラスが続く。 ただ、増えているのは非正規で、労働力市場全体に占める非正規の比率は6月も前月比0・1ポイント増加の36・4%となった。企業の採用意欲の高まりが、賃金や安定した雇用の増加に結びつくかは予断を許さない。 【関連記事】 「ゴマすり男」は必ず出世する ただし中途半端は軽蔑されるだけ 日本企業は「用済み社員」だらけ? リストラ予備軍は40代バブル入社組 店長過労死…作り笑いのマック店員 「悲劇繰り返せばハッピーセット売れない」 6月の完全失業率、4年8カ月ぶり3%台に改善 有効求人倍率も改善続く 「限定正社員」導入を考える 非正規の受け皿?リストラに乱用? 恐怖を感じ取る大切さ 最終更新:7月31日(水)10時16分産経新聞 Yahoo!ニュース関連記事 完全失業率、4年8か月ぶり3%台に改善映像(TBS系(JNN))18時42分 6月県内失業率 改善4.9%(沖縄タイムス)10時40分 6月の失業率、3.9%に改善 4年8カ月ぶり アベノミクス波及(SankeiBiz)8時15分 6月失業率回復も採用は非正規中心 安定雇用生む環境急務(SankeiBiz)8時15分 失業率3.9%に改善 有効求人も5年ぶり高水準(産経新聞)7時55分 この記事に関連するニュース一覧を見る(17件) THE PAGE 7月31日(水)10時30分配信
「限定正社員」って何? 得するのは誰? 限定正社員のメリット・デメリット
安倍政権は成長戦略のひとつとして「限定正社員」(ジョブ型正社員)を推進する方針を打ち出しています。多様な働き方を実現できる、非正規社員の正社員化を促すなど評価の声があがる一方で、正社員を解雇しやすくなるのではないかという懸念もあります。限定正社員にまつわる議論を整理してみましょう。 限定正社員は、雇用期間に定めがなく、賃金は非正規社員より高い水準で、社会保険にも加入することから、比較的安定した雇用形態だと考えられています。「限定」とあるのは職務や勤務地などに制限があることを指しています。転勤や異動、残業などは要求されず、その分、賃金は正社員より低く抑えられています。 拘束度低いが解雇されやすい 限定正社員には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。みずほ総合研究所チーフエコノミストの高田創氏は、労働者と企業それぞれの視点から、以下のようにまとめています。 労働者からみた限定正社員のメリットは、拘束度の低い働き方です。デメリットはそこそこの雇用保障はあるものの、仕事や勤務地消失時に解雇の可能性があることです。一方、企業からみた限定正社員は、業務縮小や勤務地閉鎖時に解雇できる可能性があることがメリットになります。しかし、従来型正社員と比べると人事権に制約があることがデメリットです。(みずほ総合研究所 リサーチTODAY2013年7月25日「限定正社員は労働市場の流動化の切り札か」) これまで議論を進めてきた政府の規制改革会議雇用ワーキング・グループは、「半年や1年などで契約更新しながら働く非正規労働者の雇用安定や、ワークライフバランスの改善、子育てを終えて再び働く女性らの活躍につながる」(東京新聞2013年6月7日)としています。一方では、経営合理化などで契約時の勤務地や職務がなくなった場合は、解雇できるようなルール作りも行うと述べています。 非正規雇用が減るとの期待も 「限定正社員」の制度自体はすでに存在しており、ユニクロや日本郵政などの大企業は活用していますが、今回の動きはこれを国が後押しするものです。政府は限定正社員の普及・促進することで、社会問題化している非正規雇用者を減らすことができる上、企業側が人材を確保しやすくなり、経済が活性化すると期待しているのです。 しかし、国民からは反発の声もあります。「非正規労働者が限定正社員になると、仕事はきつくなるのに正社員より冷遇される。不利益しかない」「通常の正社員に比べて解雇されやすい。企業の人件費削減に利用されるだけではないか」「正社員からの格下げに利用されるのでは」などです。 【関連記事】 「育休3年」は女性の仕事復帰を後押しするか? MBA取得で出世できる?−社会人の勉強を考える ニートを支援「理想のハローワーク」、大阪のNPOが5月12日開設 アベノミクス 賃金をめぐる「不都合な真実」/物価上昇との関係は? 生活保護法改正で何がどう変わるの? 最終更新:7月31日(水)13時9分THE PAGE |