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■販売台数は1億台へ やっぱりトヨタが強い ■エコカーを制するのはどこか
■海外進出で勝負するサントリーの大逆転 ■巨額資金を調達した
■パナソニックが家電で復活する可能性は低い ■中国・韓国の時代は終わり
■いまが邦銀のチャンス 三菱UFJが「世界の王者」に ■欧米の銀行にも勝てる
絶対王者が突然死する。圏外企業がトップに躍り出る。産業史は「まさかの事態」の連続だ。しかも、これから7年はかつてない激変の時代に入ると、専門家は口を揃える。何が起きてもおかしくない。
【自動車】トヨタ×日産×ホンダ
販売台数は1億台へ やっぱりトヨタが強い
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所狭しと並ぶ自動車の群れ。隣の自動車にぶつかりそうなくらいに接近しており、ドアミラーを畳んでいる車も少なくない。その隙間を埋め尽くすように、オート・リクシャーと呼ばれる三輪車タクシー、スクーターなどが溢れかえる。
交通渋滞は日常茶飯事。聖なる動物である牛が道路に寝そべれば交通は止まり、渋滞が長引く。舗装されていない道路も多く、大量の自動車が土煙を立てる。モータリゼーションが幕開けした1960年代の日本を彷彿とさせる風景。巨大化したインドの自動車マーケットのことである。
2020年、インドは世界第3位の巨大自動車市場になる見込みだ。中国、米国に次ぐ年間1000万台のマーケットになるとの予測もある。トヨタ、日産、ホンダの日本トップ3は「次の稼ぎ頭」と目を付け、競争を激化させている。
先陣を切ったのはホンダ。今年4月にディーゼルエンジン搭載の『アメイズ』を市場投入するとこれが大ヒット。これまでシェアトップ10中の下位に甘んじていたが、直近のランキングで一気にトップ3に食い込む勢いを見せている。
これに触発されたのか、トヨタはディーゼルエンジンのインド生産にカジを切る。現地生産でのコスト削減効果をテコに、ディーゼル車の販売強化を積極化させると見られる。
7月には、日産が新興国向けブランド『ダットサン』の第1号車をインドに投入する方針を決定。カルロス・ゴーン社長がインドに乗り込み、自ら記者発表するほどの力の入れようだった。
実は、インドでトップシェアを持つのはスズキの子会社マルチ・スズキ。世界のメーカーに先んじて'80年代にインドに進出した「開拓者」だが、いま各社の追い上げにあっている。
「特に勢いがあるのが韓国の現代ヒュンダイ自動車。現代は家族も含めてインドに3000人規模を駐在させている。日本企業全体のインド駐在者が4000人規模なので、本気度が日本勢の比ではない。進出時期こそトヨタ、ホンダなどとさほど変わらないが、いまや現地大手のタタ自動車を抜いてシェア2位に君臨している」(インドの自動車事情に詳しい東京大学ものづくり経営研究センター特任研究員の伊藤洋氏)
ほかにも、トップ10には、米ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーターや独フォルクスワーゲン(VW)など世界の巨大メーカーがずらりと並ぶ。インドの「主戦場」は50万円前後の低価格小型車だが、今後は富裕層向けの高級車、若者向けのSUVなどの市場も拡大する見込みだ。「次のヒット」次第でシェアがガラリと変わる激戦に、全世界の自動車関係者たちが目を離せない状況が続く。
2020年、世界で販売される自動車の数は1億台の「大台」を突破する。牽引するのは中国、インドなどの新興国である。自動車業界の覇者を決めるポイントは、「新興国でいかに勝つか」にある。
http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/130729/top_02_01.html
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