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http://gendai.net/news/view/109300
2013年07月27日 日刊ゲンダイ
「ここ数日の被害拡大報道は致命的。このまま収束の糸口が見えなければ、テレビ局は相当な打撃を覚悟しなければならないでしょう」(広告代理店関係者)
カネボウの美白化粧品で、肌に白いブチ模様ができてしまう「まだら美白」問題。親会社の花王株はこの3日間で325円安の3120円(25日終値)と急落した。余波は民放各局にも押し寄せている。
「自主回収製品だけでなく、弊社全製品の広告宣伝活動を自粛しています」(カネボウ化粧品広報部)
ITベンチャー「ゼータ・ブリッジ」社がCM自動認識システムを利用し、オンエアしたCMを集計した「企業別オンエアランキング」によると、カネボウは「集計対象企業1000社以上ある中で12年度は43位、13年6月度は46位」(ゼータ・ブリッジ担当者)という。具体的な数字は別表の通りだが、とりわけフジと日テレの多さが目立つ。
これだけ出稿していれば金額も大きい。
有価証券報告書によると、親会社の花王は広告宣伝費に800億円以上かけている。同社のテレビCM出稿量は毎年トップ3に入る多さ。前出の「企業別オンエアランキング」では、カネボウのざっと10倍のオンエア量だ。とすれば、カネボウは80億円程度の広告費を使っていると推計される。その多くがテレビCMに振り分けている公算は大だ。
なにしろCMに起用しているタレントもそうそうたるものである。“まだら美白商品”と認定された「ブランシール スペリア」のCMに出演する知花くらら(31)ほか、他ブランドでも樋口可南子(54)、小林聡美(48)、藤原紀香(42)、永作博美(42)、松雪泰子(40)、瀬戸朝香(36)、北川景子(26)、黒木メイサ(25)と各世代の人気女優がズラリ。このメンツを並べるだけでも力の入れ具合がうかがえる。
CM自粛期間が長引けば、“ボディーブロー”のようにジワ〜リ、ジワ〜リときいてくるのは間違いない。
【カネボウ化粧品のCMオンエア回数】
◆テレビ局/12年度/13年6月度
◇フジテレビ/2313/261
◇日本テレビ/1857/186
◇TBSテレビ/910/78
◇テレビ朝日/495/60
◇テレビ東京/243/9
◇計/5818/594
※「ゼータ・ブリッジ」提供、関東民放キー局のCMオンエア。数字はすべて回数。
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