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英国のNHS(国営保健サービス)は“品質低下”で危機的状況
http://www.asyura2.com/13/hasan81/msg/374.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 7 月 27 日 17:13:37: Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: ハンバーガー購入に北京では34分 東京では9分で世界最短:商品価格/賃金水準の比較 投稿者 あっしら 日時 2013 年 7 月 27 日 11:23:12)


03. FfzzRIbxkpさん、コメントありがとうございます。

【引用】
「イギリスの国民健康保険制度の比較もあるといいなぁ。

治療費はすべて無料。
金と医療は医者にとっても患者にとっても何の因果関係もない。

健康は金で保証されるという理不尽な社会構造ができてしまうと、弱者を蹴落とし、自分さえ良ければいいという自分本位の生き方を引き出すもとになる。

と、私の手元にあるイギリスに関する書物には書かれています。」

【コメント】
英国では、このところ、BBCニュースで半月に一度くらいのペースで大きく取り上げられるほど、NHSの異常な品質低下が問題になっています。
 その最大の要因は、NHSにかける財政が削除されてきたことにありますが、人手不足と雑な対応で、術後の死亡率が大きく跳ね上がっている病院もあります。

(金曜日に手術すると、他の曜日に較べて死亡率がピンと跳ね上がる病院もあります。土曜・日曜のケアが不十分なことが理由と言われています)


 英国は、基本的に無料であるNHSと有料のプライベート医療が混在しています。
 少し考えればわかりますが、医者にしろ看護師にしろ、勤務条件がいいところにいい人材が集まるものです。

 「金と医療は医者にとっても患者にとっても何の因果関係もない」とは言えないのが現実の英国です。この因果関係の不成立については、日本のほうがあたっていると思っています。

 虚しいというか幸いなことにと言うか、「健康は金で保証される」ことはありませんが、人々がそう考えてしまいかねない現実は今後日本でも生まれそうです。

 混合診療の拡大は、良質の医療関係スタッフを利益性の高い医療施設に集める傾向を生み出し、「健康も、金で保証される」と錯覚させる状況を作り出す可能性が高いと思っています。


[参考資料]

在英国日本大使館
http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/ryoji/iryo02.html

2.医療

(1) 英国の医療制度―NHSとプライベート

 英国の医療機関には国営保健サービス(National Health Service、NHS)のものと、プライベート(私立)医療によるものがあります。医療技術に関してはどちらも先進国としての水準を保っています。しかし、それぞれに利点と難点がみられますので、必要に応じて選択できるように準備しておくのがよいでしょう。

(イ) NHS医療(国営保健サービス)

 国民の健康を保ち、病気治療をするための国営医療サービスです。国費でまかなわれており、無料が原則です。外国人がNHSに加入するには、いくつかの条件をクリアしている必要があります。詳しくは次項目「NHS加入の方法」 をご覧下さい。

○利点: 救急医療センター及び救急車の利用、病気や怪我の治療、出産、産後の母子のケア、乳幼児の予防接種や健診が、一部を除いて無料で受けられます。

○難点: 初期治療においては、かかりつけの医師(GP(General Practitioner))、用語の説明は後述。また、ご自宅近くのGPのさがし方は(3)以下の関係箇所をご参照ください。)以外の診察を受けられない、その医師からの紹介が無ければ専門医に見てもらえないといったことから、NHS医師の診察だけではセカンド・オピニオンを求めにくい現状があります。予算不足、人手不足などの影響で、緊急の場合を除き、恒常的に長時間の順番待ちが必要です。上記のとおり、専門医への受診はGPを介しての予約が必要であることもあって、混んでいると適切な治療を受けるまでに1年以上待たされるケースも報告されています。さらに、高血圧や胃潰瘍のような慢性疾患に対しては、一旦治療方針が決まると1ヶ月〜半年に1回程度の受診しか受けられなかったり、感冒等で軽症と判断された場合には、必要な処置や薬の処方を受けられずに安静の指示をされることもあるようです。


(ロ) プライベート医療

 プライベートの医療機関においては、治療費用は全て患者負担となります。旅行傷害保険等の任意の保険を使用することが望ましいでしょう。ロンドンには日系のクリニックがあり日本語で受診できます(但し、クリニックは外来のみで入院設備はありません)。また、総合病院(入院可)でも、日本人通訳を無料で派遣してくれるところがあります。

○利点: 一般的にNHSと比べ、短い待ち時間で受診することができます。

○難点: 自由診療で、それぞれの医師が診療費を設定できるので、通常は高額になります。医療施設、治療内容によって医療費は異なりますが、精密検査や手術を受けた場合には数千〜数万ポンドの請求を受けることもあります。外来診察では、一度の診察(10〜20分)で、検査料や処方等を除いた診察料のみで、60ポンドから100ポンドが標準的です。


 

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コメント
 
01. 2013年7月27日 19:20:16 : nJF6kGWndY

日本では、勤務医と看護師が過酷な労働条件に置かれることで、長年、簡易アクセス、高品質、低価格という稀有な条件を満たしてきたが、
医療訴訟やモンスタ患者の増加で、産科・小児科・救急など、本来、公的に必要な部門が崩壊し、都市部の高齢者向けや美容整形などばかりが増えつつある

今後は、不要不急な医療サービスを公的保険から除外するとともに規制を緩和し、
ある程度のリスクをユーザーにも転嫁していかなければ、医療者の供給を増やして行かなければ、欧米のように大衆向けの低価格医療分野は確実に破綻する



02. 2013年7月28日 12:10:29 : Xv78jTpsYA
最終的に無料になるからと、気軽に病院にかかる連中をどうにかしないと、
日本の医療も終わるな。

生活保護、母子父子家庭などな。
重度身体障害物は。。。まぁ仕方ないか
好きでなったわけじゃねーしな


03. 2013年7月28日 17:54:56 : KO4C9oEhYU
英国に駐在した事がある人は誰でも知っている事だと思いますが、英国の医療は後進国並みではないでしょうか。英国で病気になったら無理をしても日本に帰って治療した方が良いと思います。たとえ歯痛でも我慢して日本で治療した方がいいのではないですか。もちろん特別なコネがあって安心の医療をすぐ受けられる体制が整っている人は別でしょうが。

04. aona 2014年10月22日 15:27:42 : bX4KamcTswBho : ZdkKvreevA
英国在住経験のある中国人(留学?)の方がNHSについて書いた文を見かけたことがあります。

その人曰く、英国の医療は
低所得者、貧困者: 公立病院(無料) 
ホワイトカラー: かかりつけ医? Family doctor?(有料)
高所得者、金持ち: 私立病院(高額) 設備が良い  

のような感じがするそうです。

個人的に英国の歯科治療はなぜそんなに自己負担が大きいか疑問に感じます。


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