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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130727-00000003-sasahi-bus_all
週刊朝日 2013年8月2日号
「インフレ時代の足音」が聞こえてきている。老後の生活は年金、預貯金だけでは心もとない。資産を増やしていく発想に切り替えることが求められている。これから投資を始める人が知っておくべき資産運用の心構えを、「ファイナンシャルリサーチ」代表のファイナンシャルプランナー、深野康彦氏が解説する。
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老後資金を増やすための資産運用のスタンスは、「定年後に何をしたいのか、どんな生活をしたいのか、それを実現するにはお金がどれだけ必要なのか」によって決まります。「リタイア後は夫婦で年に数回、ゴージャスな海外旅行を楽しみたい」という人の場合は、それなりに資産を投資などで増やしておく必要があるかもしれません。反対に、定年後の生活にあまりお金がかからない見通しなら、資産が目減りしない程度の運用でかまわないのです。
つまり、「リタイア後の人生設計」と「お金の使い方」を最初に考えなければいけないのです。それによって投資する金融商品も変わってくるでしょう。
リタイア後の人生や老後資金を考える際のキーポイントは「3W1H」です。完全なリタイア生活をいつから(When)、だれと(Who)、どこで(Where)、どんなふうに(How)暮らすかによって、老後に必要な資金の額も違ってきます。
「How」は、一日の時間割りとなる自分の「24時間時計」を作って、リタイア後の生活や行動をシミュレーションするとイメージしやすいでしょう。平均的な一日の行動を書き出すことにより、お金がどの程度必要になるのかという目安を把握できると思います。
お金との付き合いは一生続きます。老後を支える運用力を高めるためには、今のうちから運用や投資に慣れておくとよいでしょう。
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