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2013/7/26 晴耕雨読
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【速報】次回のTPP会合は8月22日から30日、ブルネイで開く。
マレーシアでの会合が終わって一ヶ月足らずでの開催が決定。
協議を加速化させる狙いがあるとみられる。
【重要】マレーシアから帰国したばかりの内田聖子さんの講演が、今日6時半から都内で行われています。
以下、連投します。
【内田聖子さん報告】マレーシアから帰国したばかりの内田聖子さん報告会
「TPPは何度も言うが、米国政府、多国籍企業が牛耳るぼったくりバー。
参加する大半はファイザーやカーギル、米国商工会議所など大企業、企業連合。
NGOなどは全体の二割で少数
次回の会合の日程が八月下旬。
大変に交渉会合のペースが早いことがポイントだ。
APECで大枠合意がされたことを何とか各国にアピールしたいというのが、米国の思惑、意向だ
TPP反対を貫いた舟山康江さんを支援した山形農政連に対し、恫喝した自民党の西川公也。
マレーシアに来ていたが記者たちの間でも評判は非常に悪く、態度悪いなどと言われていた。
メディアは来ているが、事前に政府は箝口令を敷いていた。
現地で交渉官が入って行く時も記者は何も聞かない。
日本からは百人も交渉官が参加。
入り口にずらりと並ぶ状態だがメディアは写真を撮ってるだけ。
私ひとりがテキストは読んだのか交渉は大丈夫なのかと声を掛けていた。
TPPは秘密交渉。
政府が何を主張したことすらも言えない。
「そんなことまで教えてくれないのならどうすればいいんだ」と現地に来た業界団体から声が上がった。
様々な貿易交渉はこれまでもあったがここまで情報管理を強いる協定は他にないTPPのテキスト。
電子情報として管理されている。
パスワードが各章ごとに厳重に掛けられている。
交渉国同士で固く契約を結んだもので、具体的な内容が国民に知らされることはない。
私たちが何かを判断するための情報収集がまったくできないのが、TPPの異常性。
政府は秘密交渉を理由に、情報開示しない言い訳ができる。
TPPは一括採択形式。
つまりこれがだめ、あれがダメと言えない。
すべてのトータルの契約が決まってから初めて国民にすでに決まった契約内容が知らされることになる。
ここまで秘密を固辞するのは異様。
みんな知りたいと思っているのに、教えないという政府の一点張りはおかしい、通らないことを私たちが運動で主張するのが重要だ
日本のマスメディアは農産品の交渉にいっているかのような報道。
あきらかにミスリード。
日本は自動車も事前協議であれだけ負けている。
郵政のアフラックは、並行協議のひとつの結果だ。
マスコミはTPPが農業問題だと情報誘導している。
郵政とアフラックは並行協議の結果の1つ。
今後、このように報道によって突然知ることになる、むちゃくちゃ怖いことだ。
これが、秘密交渉の怖さだマレーシアで日本は情報収集しただけで、何ひとつ主張できたわけではない。
日本政府が交渉の全体像をまだ把握できていない中で、アフラックとの契約はあまりに損失が大きい。
TPPの最大の特徴は、交渉で、公式に企業と交渉官がやり取りし、交渉に企業が関与できることだ。
米国の企業は、早期妥結が最大の目標。
しびれを切らしている。
交渉を早く妥結するように強烈なアピール、圧力を各国の交渉官にしてきた。
これからは日本の大企業なども今後名を連ね、早期の妥結にプレッシャーをかけてくることになるだろう。
米国やニュージーランドなどのNGOと、企業の価値観を押し付けることはおかしい、自由貿易のこれ以上の推進は貧富の格差の増大などを招く、人権侵害や労働問題に悪影響をもたらすなど、何とかストップしたいという思いで連携している。
交渉会合にも出れる人が参加し、ロビー活動を展開している。
情報を引き出し、相手にも情報を渡す。
情報をとってくるにはある種の関係性が必要。
TPP交渉官を前にTPP反対と言っても逆効果なので、情報戦が大切。
だが、このロビー活動は日本の反対派は弱い点だTPPはドラキュラ作戦で阻止に持ち込もう。
夜に悪いことするが、昼になるとドラキュラは死んでしまう。
TPPの実態を 日本政府から情報を取るのはほぼ不可能なので、国際NGOと連携することが大切だ。
情報をとってくる能力や情報の分析力は、長年の経験もあり、素晴らしい。
次回からは日本のNGOなどがたくさんステークホルダーに参加するだろうが、もっと国際的な連携が必要だ。
TPPは、農産品五品目が守られらばいいという問題ではない。
TPPに入ってる国々の暮らしや生活、仕事も反対行動の先にあるという価値観の転換が私たちに求められる。
私たち自身もTPPにグローバルな感覚を持とう。
日本は他国のNGOからも交渉官からも相当トンチンカンな国だと思われている。
もうほとんど交渉の余地がない中で今更参加するのは本当にクレイジーと思われている。
でも各国のNGOは日本の反対する人たちとつながりたいと思っている。
私もあきらめず国際連携を強化する
本当のジャーナリストなら、相手が発信しないからと言っても情報を取るはずだ。
日本のメディアは何をしているのか。
例えは悪いが、お焼香に来ている人(日本の交渉官)を不謹慎だから何も聞かない、というくらいのだらしのなさ。」
内田聖子さん報告会。
休憩中も内田さんは女性自身などの雑誌に取材を受けて大忙し。
50人しか入らない会場だが、立ち見もでるほど大反響。
休憩中に内田さんが現地で撮影した映像を公開し、みんな注目している。
女性自身、すばらしい媒体ですね。
近々(来週以降?)発売される女性自身には注目!
【内田聖子さん質疑応答】日本企業が参加を推進する理由は?
「私もわからない。
交渉の中で、日本が最大勝ち取ったとしてゼロ。
つまり、日本は守ると言ってるだけ。
毎日毎日農産品五品目守ると言って、すべてディフェンス。
守ることしか言わない。
そんなの交渉とは言えない。
現地で聞いたが日本が守ることばかり言ってるのはまずいと思ってるらしく、自動車、家電、鉄鋼などをアピールしてくる。
でも自動車は日米事前協議で最大限譲歩した。
家電や鉄鋼も海外でそんなに売れない。
アジアの成長を取り込むと言っても、小さな国で市場開拓は限られている。
海賊版の流通を規制するという問題も、海賊版天国と言われるのは中国や台湾。
マレーシアなどは微々たるもの。
外資の参入を緩和できるというメリットで日本全体の市場を活性化し雇用を増やすなんて幻想。
細かく見ると、企業の利益はあるかもしれない。
いかに安く部品を調達しいかに安く労働力を確保するかがグローバル企業の考え。
個別な企業の利益は全くないわけではないが、そんなのは国益ではない。」
国民が享受できる国益ではなく、ただの企業益だメリット享受できないのでは?
「参加しない方がいい。
中国インドも入っておらず日本だけ取り残されるわけではない。
TPPがなぜ危険かというと余りに極端な自由貿易、徹底した秘密主義で国民不在の状態で議論される。
米国の目的は日本の市場。
アフラックにも示されている。
農業対工業ではなく食糧主権が奪われる。
失うものが多すぎる。
TPPに入り農業をつぶすのは主権国家として最大の損失。
国家の選択肢としてあり得ない。
ある企業が儲かるのはメリットデメリットの比較対象にならない。
TPPは食糧主権、国家の安全保障の問題中国は入らないのか?「TPPは貿易交渉ではない。
国の主権、文化も含めて解体される。
マレーシアにも中国等のメディアや政府関係者も情報収集に来てたと聞いている。
中国に関しては韓国やインドに比べて入る可能性はあるが、交渉が終盤に入っているのでまさか入らないだろう。
どの国もオフィシャルな場では発言していないが、米国は製薬企業OB等が交渉していて企業に伝えたりしている。
テキストも伝えている。
日本政府は、公式にはいえないがこの業界団体のこの企業からは情報収集した方がいいということを暗に発信していたのではないかと思っている。」
反対しても無駄では?
「交渉会合の場に行くと、各国の交渉官と企業に牛耳られ、NGOは本当に小さな力。
だが粘り強く何度も交渉会合に出かけ反対活動を続けている国際的なNGO、市民団体がある。
根気強く絶対に諦めないという思いでやっている人たちを見習わないといけない」
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