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2013/7/23 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
参院選の自公勝利にマーケットはほとんど反応しなかった。きのう(22日)の日経平均は、寄り付きこそ前週末比180円高と歓迎ムードだったが、その後、上げ幅を縮小し、終値は68円高の1万4658円。市場からは「拍子抜け」という声が聞こえてくる。
「22日は、寄り付きが最高値でした。しかも、先週末の高値に届いていない。与党圧勝を折り込み済みだったとはいえ、あまりにも不甲斐ない動きです」(証券アナリスト)
市場低迷の背後には、東京マーケットを牽引してきた外国人のアベノミクス離れがあるという。
「海外勢は自民の単独過半数を予想していたので、自公過半数では物足りなさを感じています。成長戦略や消費税増税は本当に実現できるのか。そこに不安を抱き、失望売りを加速させたのです」(市場関係者)
株式アナリストの黒岩泰氏もこう言う。
「そもそも参院選のための株高政策でした。選挙が終わり、アベノミクスのエンジンは止まった。ここから先、株の買い手は見当たりません。こんな状況では、いつ暴落が起きても不思議はない。チャート的には、先週の安値1万4413円を割り込むと、1万2000円台まで一気に下落する恐れがあります」
兜町では、某大手証券の「為替と株価の傾向リポート」がちょっとした話題を集めている。
「現在の為替水準(1ドル=約100円)から日経平均を割り出すと、800円ほど割高です。選挙結果に失望した海外勢が『売り仕掛け』に動く材料になるでしょう」(株式評論家の杉村富生氏)
悪材料だらけだが、今月下旬から本格化する企業の4―6月期(四半期)決算発表も、市場は“危ない材料”と見ている。輸出企業の多くは想定為替レートを1ドル=90〜95円に設定。現在は99〜101円だから、為替差益による上方修正ラッシュの期待があるが、市場はなぜか怯えている。
「実は、エコノミストたちは企業決算を1ドル=100円程度で予測しています。今の水準だと、想定以上の好決算とはいかない。企業が上方修正をしても、市場は想定内、もしくは想定以下の判断を下します」(前出の市場関係者)
参院選が終わり、安倍相場も終わった。市場に残ったのはアベノリスクだけだ。
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