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2013年07月22日 NEVADAブログ
今回の参院選で自民党が圧勝していますが、これで違った形の『箱もの』を作りまくることになるはずです。
過去に自民党政権が作ってきた『箱もの』が今どのような惨状になっているか、国民は見ているはずですが、見ないふりをして、また自民党に投票していますが、その惨状振りを日経は詳しく報じています。
先般、デトロイトが破産申請していますが、今や街灯の40%が点灯しておらず整備するお金がなくて街はあれ放題になっていますが、この姿は日本の近未来の姿とも言えます。
日経報道。
【地方の公立劇場存続の危機に 改修費や人材不足 深刻】
《バブル期に計画、乱立》
日本人はまともな考えが出来ない民族にいつのまにか成り下がってしまっていたのです。
『箱もの』を作れば維持費は当然かかります。
これをまったく計算せずにバブルの頃から作れ、作れと『箱もの』である、音楽堂、劇場を作りまくったのですが、今や築20年が経過し、改修費が出せなくて閉館に追い込まれている劇場や音楽堂が増えてきているのです。
橋も道路も同じであり、修繕費・修理費がなくて今やガタガタになってきている橋も道路も出てきています。
更にまた政府は【国土強靭化計画】と称して100兆円、200兆円という、べらぼうなお金を投入して新しい形の『箱もの』を作ろうとしています。
10年後、20年後に一体どのような惨状となっているでしょうか?
そして子供達に一体いくらの借金を¨渡す¨ことになるのでしょうか?
また、さらには2003年に公立施設の運営に民間参入を認める指定管理者制度が施行され、専門スタッフの非正規雇用が急激に増え、スタッフの6割以上が非正規雇用となっており、指定管理期間と共に雇い止めになる例ばかりとなり、『専門的な技能が継承できているのは50代までであり、あと10年で現場がたちゆかなくなる』と警鐘を鳴らす専門家(岐阜県可児市文化創造センター館長)も出てきています。
『箱もの』をつくるだけ作って管理する専門家もいなくなり、住民も税金を払わない高齢者ばかりになり、使えなくて朽ちて棄てられる『箱もの』ばかりになる。
今のデトロイトの姿そのものです。
今回の選挙で自民党が勝ったことで、何でもありの政策に戻っていくことになりますが、はたして財源をどうするのか?
世界一の借金国になっているこの日本であとどれ程借金ができるでしょうか?
個人に100%の海外資産課税を課しても精々10兆円、20兆円の税収にしかなりません。
金の売却に100%課税しましても1兆円程の税収にしかなりません。
日本の借金は1000兆円となっており、国民が統計上保有します現金、預貯金を無効にしましても850兆円程であり、まだ足りません。
企業が保有します現金、預貯金を全て無効にして70兆円位になりますからこれでほぼ日本国は無借金となります。
そしてこの時点で日本人は世界有数の貧乏国に転落します。
外貨準備高は外人が保有する100兆円の国債と相殺すれば消えます。
資金力のある大企業はすでに海外に拠点を設けており、一斉に日本から本社を移転し逃げ出すでしょう。
自民党圧勝で浮かれる日本人を横目に外人は日本がデトロイト化する前に日本から逃げ出す準備を着実に進めているはずです。
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