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バーナンキは"ジェダイの騎士"・・・
http://eagle-hit.com/a/post-4849.html
イーグルヒット管理者 (2013年7月18日 22:50)
バーナンキFRB議長、「ジェダイの騎士」になれず
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE96H01G20130718
米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和からの円滑な出口に向かって動くにあたって、「試してみる」は許されない。バーナンキFRB議長は議会証言で、自身の最も重要な任務として、金融政策がどこに向かいつつあるかを市場に確実に理解させることだと示唆した。
だが、過去1カ月間で明らかになったのは、投資家が自分の聞きたいように発言を聞く場合、そうした仕事を達成するのがいかに難しいかという点だった。議長が映画「スター・ウォーズ」に登場する神秘的な力(フォース)の絶対的な使い手である「ヨーダ」でもない限りは、資産買い入れ(量的緩和)の縮小と利上げは必ず痛みを伴う困難な状況をもたらすのだ。
金融危機を通じてバーナンキ議長は、米国経済にとってほぼ最後の希望の光だった。ところが米国の危機を救ったと思ったら、議長の次の課題も同じぐらい途方もないものであると判明するだろう。つまり未曾有の規模で行われている債券購入プログラムの巻き戻しという作業だ。議会からはやかましく、FRBがどうやって市場から大量の緩和マネーを引き揚げるのか疑問が投げかけられている。3兆5000億ドルというFRBのバランスシートの規模は、5年前の4倍に膨らんだ。
こうした巨大なバランスシートを整然と縮小していくのは難儀なように思われるが、議長は動揺していない。適切な対話を通じた透明性の確保によって、道筋が示されると認識している。逆にFRBの不透明さは市場の混乱につながってきた。混乱はしばしばパニックに至り、パニックはボラティリティを拡大させてしまい、ボラティリティは、経済的な苦しみをもたらしかねない。
議長は6月から資産買い入れの縮小を開始すると投資家に警告を送るようになったが、うまく作用しなかった。市場は何か違うことや別の新しいことを恐れ、非合理的な動きをして長期債の投げ売りを始めた。これによって米10年国債利回りはその後の数週間で約0.5%ポイントも上昇し、それから長期金利は不安定になって多くの債券投資家に損失を与えている。
これは議長の説得能力に大きな信頼感を植え付けない。議長は手を振って、トレーダーに「これらはおまえたちが探している債券ではない」と納得させることはできない。そしてFRBが緩和縮小に言及し始めた今も、市場はFRBが彼らの運命をずっと支配すると確信しているのかもしれない。
そこからは、期待というのは雑念であり、トレーダーは決して何かに反応せず、自ら動くことに徹するべきだという教訓が十分に導き出されるだろう。とはいっても流れに逆らうのはあまりにも困難だ。対話のまずさはひどい事態をさらに悪化させるのは確かだが、中央銀行が最良の声明を出したとしても、舌足らずになるのは避けられない。バーナンキ議長がスター・ウォーズの「ジェダイの騎士」のように他人の心を自在に操る力を持っていないとすれば、自らの発信力の限界を受け入れるべきだ。【ロイター 13:35】
未曾有の量的緩和(非伝統的緩和策)を行い、バランスシートを4倍に膨らませたFRB・バーナンキ議長は、出口戦略において未曾有の市場混乱を招くことは初めからわかっていたことであろう。
そして、いみじくも記事中に「これらはおまえたちが探している債券ではない」と例えで述べているが、これは例えではない。
つまり、リーマンショック以後、量的緩和によって世界中にばらまかれた米ドル資産は価値がなくなる"偽物"もしくは"紙くず"だということだ。
FRB及び背後で糸を引く国際金融資本家は巧妙に金融市場を操りながら、世界経済破局への道を突き進んでいるのである・・・。
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