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2013年7月16日 日刊ゲンダイ
<社員が補充されず仕事量だけが増えてない?>
業績はそこそこだし、社員にも優しい。そんなまっとうな会社も、ひょんなきっかけでブラック企業化してしまう。前兆は、そこかしこにある。
<有休消化率が次第に悪化>
若手社員の離職率は、ブラック企業を見分ける第1のバロメーター。大量に採用された新人がコキ使われ、ボロ雑巾のように疲弊して辞めていくからだ。
若手社員の離職率が低くても、会社がブラック化する可能性は大いにある。過去数年の、自分の有給休暇取得日数を思い出してほしい。会社から社員全員の有休消化率を教えてもらってもいい。3年続けて徐々に悪化しているなら要注意だ。
「管理職やベテラン社員にかかる負担が増えている証拠です。業績好調による業務拡張などで、仕事量が一時的に増えていることも考えられますが、若手や中堅社員が辞めても人材が補充されなかったケースがほとんどだからです」(社労士)
給料は頭打ちなのに、仕事量が増えてばかりじゃ、いつかは必ず疲弊する。ベテラン社員ほど体力は落ちているからキツイ。
「社員のスキルアップを大義名分に、自前でなんでもやらせようとするのも危ない。あるIT企業は、若手社員に積極的に資格を取らせた。社員も資格が生かせると、せっせと仕事に励んだものの、給料にはほとんど反映されていない。その間、業務のアウトソーシングをこっそりと廃止していたのです」(コンサルタント・内田和俊氏)
こうした負担増は、ボディーブローのようにジワジワと効いてくる。3年後に「気がつきゃブラック」となるのだから怖い。
ドラスチックにブラック化することもある。生え抜き社員から人事部長が選ばれず、親会社や外資系から招かれる場合だ。
「5年ほど前、社員に優しい会社と評判だった有名OA機器メーカーに、親会社から引き締め目的で人事部長がやってきて、1000人規模の“中高年社員営業部隊”が結成されました。そこに配属された人は、管理職や技術職に関係なく厳しいノルマを課せられ、慣れない激務に疲弊していきました。社員同士が家族のような会社が、あっという間にブラック化です」(人事ジャーナリスト・溝上憲文氏)
なんだか全てが自分の会社のことのような気が……。リストラを免れ会社に残れたはいいが、待っていたのがブラック化じゃ、サラリーマンもやりきれない。
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