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2013年7月14日 Darkness - ダークネス
(No.51)
世の中は不意打ちで必ず地獄の局面が来る。今までもそうだったし、これからもそうだ。
金融危機が来ると叫んでいる人は、恐らく正しい。なぜなら、「それはいつも来ている」からだ。いつも来ていたのであれば、これからも来ると単純に考えても間違いない。
それは預言ではない。人は生きているうちは必ずトイレに行かなければならないが、「あなたは必ずトイレに行く」というのが預言にならないように、「金融危機が来る」というのは預言にならない。なぜなら、当たり前に来るからだ。
ただし、いつトイレに行くのか、その時間は分からないように、いつ金融不安が来るのかそれも分からない。しかし、必ず来る。それも、不意打ちのようにやって来る。
今まで、私たちは多くの金融危機を記憶している。それこそ枚挙に暇がないほどの金融危機が来ているからだ。
1927年には昭和金融危機が来て、1929年には世界恐慌が来て、世界はめちゃくちゃになった。1946年を迎えるまで、株価は死んでいたようなものだった。
何の予告もなく突如として壮大な暴落がやってくる
人類大戦争だった第二次世界大戦が終わったあとからは順調だったのかというと、まったくそういうわけではない。
1953年にはスターリン・ショックで株式市場は大暴落して多くの投資家が破綻した。1963年にはケネディー大統領が暗殺されて、ケネディー・ショックがやってきた。
その後、ベトナム戦争が泥沼化して1971年にはニクソン・ショックがやってきて株式市場はまたもや大暴落を迎えた。
1970年代のアメリカは、ベトナム戦争の敗退で自暴自棄な空気が蔓延し、不景気にのめり込んで治安も乱れ、まったく先が見えない状態にあった。
当時の資料を読んでいると、「もうアメリカは死んだ」という意識を持っている人も多かったようだ。ベトナム戦争の敗北は、今の私たちには想像もできないほどアメリカの威信を傷つけていた。
1980年代に入って、やっとアメリカは厭世的な気分を脱して、新しい時代に入って行くが、そこに起きたのが1987年のブラック・マンデーだった。
1987年10月19日に起きたこの暴落は、史上最大規模の株式暴落で一瞬にして22.6%の下落となり、投資家を阿鼻叫喚の地獄に陥れ、全世界にこの暴落が駆け抜けた。
暴落の理由は何もない。不意に、何の予告もなく突如として壮大な暴落となっていった。誰も何が起きているのか分からないまま、地獄に突き落とされたのである。
その頃、日本はバブル景気に沸いていたのだが、その3年後の1990年からバブルは崩壊し、1991年の絶望的な長期下落の時代に入って、日本の時代は終わった。
バブル崩壊で傷ついた日本をさらに追い詰めたのは、1995年の阪神大震災だった。それを乗り越えると、今度は1997年の山一証券破綻と金融不安で、さらに暴落を余儀なくされた。
これで終わりではない。まだ続く。
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