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4.急増する「中年引きこもり」は生活保護対象外
日々、多くの労働者の相談に乗る某ユニオン団体の書記長。
イーグルヒットは、その「憂国」労働Gメンの書記長を直撃し、緊急インタビューを行った。以下はそのインタビューの続報である。
―― 安倍政権は去る5月17日、生活保護法改正案を閣議決定しました。扶養家族調査を拡充するなど、明らかに生活保護を受けられにくくさせている。不正受給の排除はもちろん理解できますが、いかにも世論迎合的で、本質を捉えていない安倍政権らしい政策です。
書記長「40代、50代の中年ひきこもりがかなり問題になっています。本来なら現役世代の中でも働き盛りの年代なわけですが、ほとんどが親の援助で生活している。秋田県の藤里町では、人口3900人の中の125人が引きこもりの状態にあると言われています。町の住民の3%が引きこもりという深刻な状況にあるわけですが、そのうちの半数の61人は40歳以上。
藤里町のケースは決して珍しいというわけではなく、中年引きこもりの存在は知らないだけで、実はどこにでもいる、身近な問題なのです」
―― そうした人たちは、親がいる間は何とか親の年金などで食べてはいけるのかもしれませんが、中年引きこもり世代の親は70代、80代も多いと思われます。親が亡くなった後はどうなるのか?と心配になりますが。
書記長「ここが安倍政権の今回の生活保護法改正案の盲点であり、この改正案がさらなる社会不安の引き金にもなると心配しています。というのも、引きこもりの人たちに『親が死んだらどうしますか?』聞くと、多くは『生活保護でも受けましょうかね』と答える。法改正でこれから支給が厳しくなりそうだというのに、安易に生活保護で何とかなると考えている人が多い。これはとても恐ろしいことです。なぜなら、彼らの頭の中には生活保護を受けられなかった場合の対策、他の生き方が描かれていない可能性がとても強い」
―― それはつまり、自分で働いて稼ぐという発想がない。
書記長「そうなのです。亡くなった親が資産家で遺産をたっぷり引き継いだというのならともかく、そうでもなければ、とても中年引きこもりのままでは生きていけない」
―― 自立できない中年ニートは生活保護の対象にはならない?
書記長「障害者認定を受けているわけでなければ、難しいのではないでしょうか。今回の安倍政権の生活保護法改正案は、そうした引きこもりの人たちを地獄のどん底に叩き落すような、弱者切捨て。親からの遺産たんまりの二世議員、財界御曹司、ブラック成金の1%層以外は、救いようのない貧困地獄に叩き落される。まさにアベノミクスの本質が如実に現れている事例です」
(続く)
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