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5. 自殺者10万人台の暗黒の世へ
日々、多くの労働者の相談に乗る某ユニオン団体の書記長
イーグルヒットは、その「憂国」労働Gメンの書記長を直撃し、緊急インタビューを行った。以下はそのインタビューの続報である。
―― 前回は中年引きこもりの激増と生活保護法改正による影響について触れましたが、現実問題として、援助者である親が亡くなった後の中年引きこもりは今後の日本社会の大きな不安材料です。秋田県の藤里町では住民の3%が引きこもりで、その半数は40歳以上。藤里町のケースを全国平均と仮定したら、3%を日本の人口に当てはめれば約400万人。その半数は200万です。
書記長「最悪、それぐらいの中年引きこもりが今の日本に存在するのかもしれない、ということです。引きこもりというのは、本人や家族もそれを認めたがらないでしょうから、その実態はなかなか把握できない。その意味ではもっともっと多いのかもしれない」
―― 問題は200万人もの中年ひきこもりの親の世代はもう70代、80代です。援助者である親が亡くなった後、誰が彼らの面倒を見るのかということです。今回の生活保護法改正案は、扶養家族調査を拡充するなど、明らかに生活保護を受けられにくくさせていることは前回も触れました。家族からも国からも支援が受けられなくなった彼らが向かう先は・・・。
書記長「あまり考えたくはありませんが、引き込もるための家すら、なくなってしまうのかもしれない。そのとき、中年ひきこもりの人たちはどうなるのか?はっきりと言えるのは、今回の生活保護法改正案の内容からは、生産性のなき者の排除。そうした安倍政権の本音が透けて見えるような気がします」
―― 世界に先駆けて「首切り法案」の成立に心血を注ぎ、残業代カットのホワイトカラーー・エグゼンプション制度の導入に前向きなアベノミクス政権。そうした現代の合法的な奴隷制度国家としてビジョンの中で、労働力にすらならない中年引きこもりなどは、おそらく支援の対象になどはならないというのが本音かもしれません。
しかし、1%の富裕層以外はどんどん貧困化、非人道的な扱いを受けるよ うな弱者切捨て社会の到来は、そうでなくても自殺者が多く、孤独死・孤立死が激増している日本にあって、まさに現代のホロコースト。生き地獄に近いシナリオかと思いますが。
書記長「あの国民に徹底した痛みのみを強要した小泉政権の遺伝子を受け継ぐ安倍政権にとっての強い国家、再生国家ビジョンとはそういうことなのでしょう。自分たちのような、生まれながらにして巨万の富と親から受け継がれた地位と名声がある者のみが幸せになれる社会。
残念ながら、アベノミクスの行き着く先とは、99%の大貧困社会であり、生活保護も受けられないホームレスが街中にあふれ、自殺者が10万人台に激増する暗黒の世であるような気がしてならない。それが私の偽らざる今の心境です」
―― ありがとうございました。
(この項終わり)
http://eagle-hit.com/a/37-5.html
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