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http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4495797.html
日経としてはかなり厳しい報道をしています。
【政府の緊急経済対策、実績乏しく 官民ファンド 看板倒れ】
このような大見出しで今日の日経2面に詳しく解説していますが、アベノミクスの緊急経済対策を酷評しているのです。
詳しい内容は今日の日経朝刊をお読み頂ければと思いますが、以下のような報道がされています。
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「これはひどい」と首相官邸の関係者が驚く。
「官民イノベーションプラグラム」だ。
2012年度補正予算に基づき、国は東京、京都、大阪、東北の4国立大に計1,000億円を出資した。
しかし、それから先の使い道が決まらない。
実は今の国立大学法人法で、国立大学によるベンチャー支援ファンドへの出資を原則禁止している。
出資金(1000億円)をベンチャー支援にいかすには法改正が必要。
それまでは出資金は塩漬けになる。
法整備を後回しにした泥縄の対応が見て取れる。
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これはここで報道されています一例ですが、このような「塩漬け支出」でもGDP成長率を押し上げる「効果」はあります。
政府支出として計算されるからです。
GDP成長を押し上げるにはなんでも利用するということなのでしょうが、誰も使わない無駄な公共事業にお金を出しましても、GDP成長にはプラスになります。
日本の予算は単年度主義で、予算が余ったからとして期末にお金をまばらき、無駄なお金を使いまくっているのが日本の政治・官僚システムとなっており、これらは100兆円余りの国家予算からすれば、微々たる金額かも知れませんが、それでも借金の返済に回すとか、何か使い道はあるはずです。
日本の官僚は個々人ではそれは優秀な者ばかりですが、組織人となれば話は違ってきます。
世界最強で、かつ世界一優秀の≪シンクタンク≫とも言われる日本の官僚組織ですが、今や制度疲労を起こしているのかも知れません。
それは政治家が劣化しているからでもあり、優秀な官僚を使いこなせない政治家が多いという事に尽きます。
参議院議員選挙を見ましても、政治家に相応しい人物がどれだけいるか?となれば、かなり疑問の候補者が多くいます。
戦後最低の投票率になるとも言われていますが、国会議員になる見識・知識を持っている候補者がどれだけいるでしょうか?
今回報道されています官民ファンドは、官僚が自民党に”サービス”して急ごしらえしたのでしょうが、日本の劣化は、官僚の劣化ともいえ、ひいては政治家の劣化とも言えます。
投票する候補がいない。
日本の劣化が止まりません。
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