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http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4493428.html
日生が契約者に求めたボーナスアンケートを見ますと、面白い実態が見えてきます。
回答者 10,386名
職業別回答数
正社員・正職員 46.0%
無職 19.4%
パート・アルバイト 9.6%
公務員 7.4%
自営業・自由業 7.3%
契約・嘱託社員 4.9%
経営者・役員 2.8%
学生 0.2%
その他 2.4%
さずが日生の契約者と言えます。
パート・アルバイトが10%もいなく、いわゆるまともに働けている契約者が多いと言えます。
正社員・正職員・公務員・経営者・役員・自営業を足せば、63.5%が「まともに働けている」と言えるからです。
保険に入る以上、これも当然と言えば当然ですが、では、そのまともに働けている者の夏のボーナスはどうだったでしょうか?
40万円〜60万円未満 24.3%
20万円〜40万円未満 20.7%
60万円〜80万円未満 15.4%
20万円未満 10.3%
80万円〜100万円未満 8.6%
100万円〜120万円未満 7.6%
支給なし 5.8%
120万円〜160万円未満 4.2%
200万円以上 2.1%
160万円〜200万円未満 1.0%
平均 55.9万円
20万円から60万円の間に45%が入っているのがわかります。
これも正社員ならまず当たり前の金額かも知れません。
*当社も支給額が50万円でしたので、平均層に入っています。
次に年齢別及び性別の支給額を見ますと、意外な金額となっているのがわかります。
20代 28.8万円(+5.3万円)
30代 44.5万円(+5.5万円)
40代 60.9万円(+7.2万円)
50代 69.8万円(+6.4万円)
20代の支給額が20%以上も増加しているのです。
これはおそらく一般会社ではなく、アベノミクスで活況に沸いた証券会社・銀行・保険等の金融関係者への支給額が大幅に増やされたからではないかと思われますが、その理由は、以下の回答にあります。
冬のボーナスは増えますか、減りますか、という質問への回答です。
減る 21.8%
増える 14.6%
経済が回復してそれを実感して夏のボーナスが増えていると感じているのであれば、冬はもっと増えると
回答しても良いはずなのです。
ところが減ると答えた者が22%近くもいるということは、それは金融バブルが終わってきており、冬には業績も落ち込んでいると冷静に判断している<金融関係者>が多いと言えるのではないでしょうか?
また、性別別の支給額は以下のようになっています。
男性 62.9万円
女性 35.3万円
女性への支給額が男性に比べ大幅に少なくなっていますが、これは勤続年数や職種による差となっているのでしょうが、本来なら性別で差が出るのはおかしな話であり、日本社会の後進制がここでも見えます。
また、業績連動給としてボーナスを捉える動きが政府・企業にありますが、サラリーマンにとってこれは危険な状態と言えます。
なぜなら、ボーナスは生活給の一つ、住宅ローンの支払いの必需金として捉えるサラリーマンが多い中、業績が悪化したからボーナス支給はゼロとなることもあり得るからです。
毎月の住宅ローンの支払いが10万円、ボーナス期には20万円の増額として住宅ローンを組んでいて、ボーナスがないとなれば途端に支払いができなくなります。
今、無理して住宅ローンを組んだサラリーマンがボーナスが無くなり払えないという相談が急増してきていると雑誌で報じられていますが、今、アベノミクスで金利が上昇しており、変動住宅ローンも上昇しており、更に払えなくなるサラリーマンが増えるのは避けられません。
サラリーマンが借金して家を買う時代は終わっています。
修身雇用制が守られていた時には20年、30年という長期にわたる住宅ローンも有効でしたが、今のように雇用が流動化している時代では、長期にわたる借金がどれだけリスクとなるか、それを理解していないサラリーマンが多いと言えます。
また、明日発売の週刊ダイヤモンドでは、サラリーマンのマンション投資の危険性が解説されていますが、今後若者人口が劇的に減る中にあり、ワンルームマンション、1DKマンションへの需要は激減することになります。
更に、借金してマンション投資をした場合の利回り計算もこの週刊ダイヤモンドに解説されており、これを見れば、借金して投資することが自殺行為というのがわかります。
不動産のプロであれば、それは何ら問題はありませんが、一般素人が不動産、しかもボーナス払いを使って利益を上げるということは夢のまた夢どころか、人生を破滅に追い込むことにもなりかねません。
明日発売の週刊ダイヤモンドでは、如何に危険な金融商品が多いか詳しく解説されていますので、ぜひお読みください。
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