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2013/7/5 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
スエズ運河封鎖で株価1万円割れ
緊迫の続くエジプト情勢は、日本経済を叩きのめす恐れがある。
「現地に進出している日本企業は、どうしたって打撃を受けます。従業員を他国へ避難させた会社もあるようです」(第一生命経済研究所主任エコノミストの西濱徹氏)
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、エジプト進出企業は、豊田通商や丸紅、双日、日産自動車、味の素、三菱東京UFJ銀行、東京海上日動、ユニ・チャーム、オリックス、いすゞ、東芝……など82社に上る(12年10月時点)。すでにパナソニックの日本人駐在員は現地を離れ、日立製作所やNEC、三菱商事などは出張自粛を呼びかけている。
東芝は、北アフリカ諸国や中東向けの液晶テレビを製造する合弁会社を置いている。「年間100万台程度を製造していますが、今のところ大きな影響は出ていない」(東芝関係者)という。
だが、各地で暴動が起き、死傷者は数百人も出ている。軍がクーデターで大統領を拘束するほどの動乱だ。
「混乱が長期化し、スエズ運河が封鎖されるような事態になったら、日本経済への影響は計り知れません。欧州航路は遠回りを余儀なくされ、時間とコストの両面で打撃を受けます」(西濱徹氏)
中東情勢の緊張は原油価格の高騰も招いている。NYの原油先物は3日連続で上昇し、指標となるWTIは一時1バレル=102ドルまで急騰。約1年2カ月ぶりの高値を付けた。
「日本のエネルギーは原油やLNGへの依存度を高めています。しかも現在は円安傾向にある。エネルギー関連コストは増大です。電気代などは一段と上昇し、庶民生活は苦しさを増す。企業業績も直撃します」(市場関係者)
株式市場は6月以降、業績相場に移行し、日経平均は1万4000円台まで戻した。そんな時期にエジプト・ショックに襲われたら業績はメタメタになる。株価もドン底へと向かいかねない。
「1万3000円を割り込み、6月13日に付けた直近安値1万2415円の攻防となるでしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
この水準を割り込むと、年初来安値の1万398円が意識され始める。その次は1万円割れだ。エジプト・ショックがアベノミクスの息の根を止める。
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