http://www.sankeibiz.jp/business/news/130705/bsj1307051810005-n1.htm

　中国レノボ・グループ日本法人のレノボ・ジャパンとＮＥＣパーソナルコンピュータの両社長に就任したロードリック・ラピン氏は５日、東京都内で記者会見し、両ブランドのタブレット端末の品ぞろえを拡充する計画を明らかにした。パソコンの買い替えサイクルが長期化する中、２ブランドを抱える強みを生かしタブレット事業を強化する。

　日本でのタブレット事業の戦略について、ラピン氏は「この半年間のうちに、両ブランドでラインアップを拡充する。デザインや機能で差別化を図る」と語った。日本の情報端末市場について、ラピン氏は「特に法人向けにチャンスがある」と指摘し、タブレットやサーバー、ストレージなど、パソコン以外の分野も含め、展開していく方針を示した。

　ＮＥＣがレノボへの売却を検討している携帯電話事業について、ラピン氏はコメントを避けたが、２社の合弁事業について「成功例だ」と強調した。経営効率化に向け、社の国内物流網を今月中旬に統合することも明らかにした。

　レノボとＮＥＣは２０１１年、共同持ち株会社「レノボＮＥＣホールディングス」をつくり、日本のパソコン事業を統合。２社のトップ掛け持ちについて、ラピン氏は「意思決定のスピードが上がる」と話した。
　

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