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2013/7/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
マーケットが「上昇相場のリミット」とみてきた運命の参院選が4日、公示された。6年前に惨敗している安倍首相は、投票日まで株高を演出する。そんな読みが市場を支配しているが、投資家が知りたいのは「それなら天井はいつなのか」ということ。専門筋は2つのシナリオを挙げた。
今回の上昇相場は、昨年11月13日の8619円を安値とし、5月23日の高値1万5942円まで一本調子で上がってきた。その後、乱高下が続いているが、3日の終値は1万4055円。5日ぶりの反落となったものの、1万4000円台はキープした。このあたりが2番天井というのが、1つ目のシナリオ。これ以上の株価上昇は望めないという見方だ。
株式アナリストの黒岩泰氏が言う。
「3日の高値1万4164円は、5月29日の安値1万4243円から急落したときの“窓”をほぼ埋めました。チャート的には、戻り天井をつけた格好になります。ただ、やれることは限られていると思いますが、なにがしかの選挙対策があるだろうという思惑が働き、上値を試す動きも出てくるでしょう。それでもアベノミクスは選挙向けのパフォーマンスに過ぎないし、選挙が終われば市場のご機嫌をうかがう必要もなくなる。経済政策はないがしろにされる公算は大。そんな政治状況を市場が織り込めば、投票日の1〜2週間前が天井になると思います」
もう1つのシナリオは、選挙後も株高が続くというもの。佐田衆院議運委員長の買春スキャンダルはあっても、野党はあまりにもだらしなく、反安倍の受け皿になり得ていない。有権者の選択肢は限られ、自公勝利は免れそうにないが、市場はそれを望んでいるという見方もある。
そうなると、天井は秋だ。
◆この水準で打ち止めか、9月まで上がるか
「1989年から続くねじれが解消されれば、政権与党はやりやすい。政策を実行するスピードも上がるはずです。11月14日の解散表明、4月4日の黒田異次元緩和発表と来て、7月21日の自公勝利となれば、マーケットの期待はさらに高まるでしょう。次の山場は、9月7日のIOC総会で2020年に東京五輪招致が決まるかどうか。決まれば経済にプラスという見方が広まり、株価は上がる。9月上旬は成長戦略の第2弾が発表されるタイミングでもあります。五輪招致と第2弾がうまくいけば、株価はサブプライムローン問題が発生する前、07年7月9日の高値1万8261円奪回を目指すことになるでしょう」(株式評論家の杉村富生氏)
リスクを考えれば、今が売り時。税金の無駄遣いでもマーケットには好材料となる五輪招致に成功すると思えば、9月まで勝負する。丁か半か、どちらに転ぶか分からない。そんなバクチ相場になっているのだ。
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