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http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4488351.html
新興国の雄とも言われます【ブラジル】ですが、10年国債が売られ、利回りが10.93%まで上昇してきており、通貨も下落が続いており、通貨安・国債安が起こり、資金がブラジルから流出し始めているのがわかります。
この国債利回りは、事実上破たんしたギリシャを超えてきており、国債の利回りだけを見れば、ブラジルは今やギリシャより信用度が落ちていると金融市場では判断されていることになります。
*ギリシャの国債利回り 10.76%
また金融市場では【ポルトガル】の信用度に警戒が強まってきており、国債が売られ利回りが6.52%と
急上昇してきています。
先進国の国債が売られ、それが一服すると今度は新興国国債が売られてきており、次には先進国・新興国国債が同時に売られることになり、金融危機が本格化することになります。
今はすでに世界は金融危機に突入していますが、本格化した場合、今より更に大荒れの市場になります。
日本では株高だけを報じており、国債問題・世界問題はほぼ封印されていますが、選挙前には悪い情報は出さないという方針かも知れませんが、日本が情報から疎外されている間、世界中で事態の悪化はどんどん進み、
日本以外の資産家・投資家は、その報じられた情報を自分なりに分析し、対処を進めています。
最後に残るのは情報が伝えられなかった日本だけになり、気が付けばリーマンショックを超える大金融混乱に巻き込まれていたとなりましても、それまで情報から遠ざかっていた日本人は何が起こっているか理解できずただ呆然とするだけになります。
ブラジル・ギリシャ・ポルトガル・エジプト・中国・インド・韓国・インドネシア等で金融危機が起こった場合、
その危機は世界をあっという間に駆け巡り、他の新興国までも道連れにし、と同時に新興国経済に依存しています先進国も大打撃を受けます。
国債売りなど関係ないとうそぶく専門家もいますが、過去のバブル崩壊前・大恐慌前にいったいどのような状況になっていたか、もう一度勉強した方が良いと言えます。
「歴史は繰り返します」が、それを理解しない人間が多いのは今に始まったことではありませんが、その後に自分の身に起こることは、自分にすべて降りかかるだけなのです。
「賢者は歴史に学ぶ」とも言われます。
我々日本人は世界中で賢者になれるでしょうか?
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