http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/677.html
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割のいい投資だということで外資系ファンドが安い外国メーカーの太陽パネルを使って増設しまくったので、「枠」が一杯になったということだろう。
そもそも太陽光発電は効率が低く、曇ったり、夜は発電しない。
あまりにも供給が不安定で、送電線に流れ込む量を制限しないと系統が大停電を起こす可能性がある。
千葉で架線に船のクレーンが引っかかって首都圏一帯が大停電になったのも、電力供給の乱れによるものだった。
気が向いた時しか来ないバイトを相場の二倍の給与で雇うよう強制されたマックの店長を想像してみれば、不安定電源導入の大変さが理解できるだろう。
河北新報から
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130629t25015.htm
青森県南のメガソーラー計画 規模縮小や断念相次ぐ
大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の建設が進む青森県南地方で、接続を希望する送電網の容量不足から、計画を縮小・断念する例が相次いでいる。再生可能エネルギー普及のため、固定価格買い取り制度(FIT)が昨年7月に始まったばかり。メガソーラー事業者からは「送電網の増強に向けた議論を急ぐべきだ」との声が上がる。
青森県階上町に出力4400キロワットのメガソーラー建設を計画していた八戸市のNPO法人「グリーンシティ」は3月、送電網への接続申し込みに対し、東北電力から「申し込み容量での接続は不可」と回答された。
事前手続きで「接続可能」と返事を得たが、本申し込みの手続きで他の事業者に先を越され、最寄りの変電所の容量が埋まったという。
大幅に規模縮小し建設できる見通しとなったが、富岡敏夫理事長は「FITは始まったばかりなのに、容量が埋まり、残念だ。送電網は公共財。東北電力には運用面の変更や設備増強を求め、こちらも応分の費用負担を考えたい」と提案する。
三沢市も今月、三沢基地周辺の国有地で検討していた出力2万キロワットのメガソーラー整備構想について、市直営方式は断念すると表明した。
自前で変電所を建設し、送電線に直結する構想だった。しかし、準備している間に送電線の容量が埋まり、接続不可になる危険性があると分かった。市担当者は「総額70億円の事業としてリスクが大きい」と残念がる。
FITは電力会社に再生可能エネルギーを受け入れる義務を定めたが、送電網の容量を超える場合は断ることができる。
東北電力青森支店によると、県内で稼働を始めたメガソーラーは5件、出力合計は7956キロワット。同社はホームページで接続に制約が出ている送電線や変電所の地図の公開を始めた。
八戸地区と下北半島は制約エリアが広い。同支店は「既存の火力・風力発電所の影響もあって容量が埋まり、新規の接続は難しい」と説明する。
資源エネルギー庁によると、接続拒否は全国で発生。対策として5月末に変電所運用の規制緩和を発表、必要工事費の負担割合を近くまとめる。
同庁新エネルギー対策課の担当者は「送電線には事故時に備えた余力があるはずで、運用次第で接続できる場合もある」との見解。電力会社の拒否理由に納得いかない場合、紛争解決機関「電力系統利用協議会」(東京)に相談するよう呼び掛けている。
<参考リンク>
◆首都圏大規模停電
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E9%83%BD%E5%9C%8F%E5%A4%A7%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E5%81%9C%E9%9B%BB
2006年8月14日の日本標準時午前7時38分頃に、旧江戸川を航行中のクレーン船がアームを江東線78、79号鉄塔間の送電架空線(275kV江東線1、2号)に接触させ、これを切断し[1]、葛南、世田谷、荏田の3か所の変電所が停電。系統切替により午前7時46分に荏田変電所が復旧したが、午前7時58分には系統から孤立していた品川火力発電所が自動停止(朝の需要の伸びに伴い供給力とのバランスが崩壊したため)、江東、城南変電所が停電した。これにより東京都心部で97.4万軒、神奈川県横浜市北部・川崎市西部で22万軒、千葉県浦安市、市川市の一部で19.7万軒、合計約139.1万軒で停電が発生した[1]。
◆系統崩壊
http://www.fepc.or.jp/library/words/setsubi/ryutsu/gijutsu/1225613_4633.html
電力系統の一部で発生した事故による送変電設備の連鎖的な過負荷、需給アンバランス、無効電力不足などにより広範囲にわたり停電となること。
電力需要は時々刻々と変化するため、発電機出力もこの変化に合わせる必要がある。しかし、出力と需要の差が解消できないと、周波数が変動し、各発電機の安定運転が保てず、最悪の場合、電力系統全体が不安定となり、需要の急激な上昇に無効電力の供給が追いつかなかった場合には、系統電圧が低下して大停電に至る。
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