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ドレッシング相場、脆弱な市場、地獄の夏・・
http://eagle-hit.com/a/post-4808.html
イーグルヒット管理者 (2013年6月28日 19:49)
本日の日経平均は、+463円の1万3677円と大幅に上昇し、5月31日以来の高値水準をつけた。
短期的な中国金融市場の落ち着きやFRB幹部の発言による金融緩和の縮小観測後退によるものとされ、大きなポジティブな材料はなかった。
市場関係者の話によれば、久々に海外ファンドのまとまった現物株買いが入ったようだ。
だが、それも月末ということもあり、6月末に決算期を迎えるヘッジファンドらの「ドレッシング買い」だったという指摘もでている。
つまり、運用実績が悪いため、帳尻合わせ的に買いを入れ、含み益を計上するためということである。
5月22日の暴落後、市場の潮目が変わり、6月に入っても金融市場は安定を取り戻せず、特に大手ヘッジファンドらの損失が相次いでいる。
以前、マン社の大損失に触れたが、その後も、PIMCO、ポールソンと名だたるヘッジファンドも損失も被っている。特に債券関連のファンドがやられているようだ。
大手ヘッジファンドの運用成績マイナスに、債券市場の混乱響く
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE95P01E20130626
昨年、モーゲージ債への投資で高い運用成績を記録したディーパック・ナルラ氏のヘッジファンド運用会社メタキャピタル・マネジメントの運用成績が悪化している。
投資家によると、同社の主力ファンド(運用資産15億ドル)の年初来の運用成績(6月14日まで)はマイナス5.66%。昨年はプラス41%の運用成績を残していた。
債券市場は、米連邦準備理事会(FRB)が年内の量的緩和縮小の可能性を示したことで急落しており、多くのクレジット系ヘッジファンドが打撃を受けている。
大手ヘッジファンドでは、ブレバン・ハワード、ブリッジウォーター・アソシエーツ、ブルークレスト・キャピタル・マネジメントなどが、運用成績がマイナスとなっている。
メタキャピタルは、5月の運用成績がマイナス7.26%となったという。ナルラ氏のコメントは得られていない。【ロイター 26日】
以前にも指摘したとおり、新興国市場を中心に世界の金融市場から資金が引き上げられており、これまでの日本株買いの主体であった海外ヘッジファンドが損失の穴埋めのための換金売りが加速していた。そして、本日もまた、ドレッシング買いである。
株式、債券、商品と軒並み軟調となり、中国の金融危機リスク、米国の金利上昇リスクも重なり、7月はいよいよ本番を迎えることになろう。
このような脆弱な地合いに、インパクトのあるネガティブ・イベントが発生すれば、もはや一溜まりもない。"地獄の夏"が始まろうとしているのである・・・。
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