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2013/6/25 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
中国の金融市場が一気に緊迫している。金融危機に陥る恐れが強まっているのだ。欧州系格付け会社「フィッチ・レーティングス」が、きのう(24日)警告を発した。
6月下旬に中国国内で総額1兆5000億元(約24兆円)の財テク商品が償還満期を迎えるが、資金不足により償還が困難になる恐れがあると指摘したのだ。24兆円もの財テク商品が焦げ付いたら、破産や倒産が相次ぎ、中国経済がパニックに陥るのは必至だ。
問題の財テク商品は、「理財商品」と呼ばれる金利10%前後のシロモノ。中国国内で問題になっている「影の銀行(シャドーバンキング)」の資金源となっている。
東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満氏が言う。
「影の銀行は、高金利で集めたカネを地方政府に貸し付けています。地方政府は本来、借金を禁じられているが、ペーパーカンパニーをつくってカネを借りている。借りたカネは、農民から取り上げた農地をディベロッパーに売り払うなどして返済してきたが、とうとう返済に窮しはじめたのです。地方政府からの返済が滞ると、影の銀行も理財商品の償還ができなくなるというカラクリです」
問題は、多くの金融機関が「理財商品」を保有しているとみられていることだ。「理財商品」がデフォルトとなったら、金融機関が次々に破綻しかねない。
「市場は戦々恐々となっています。数値が高いほど破綻の危険性が高いことを示すCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)保証料率は21日、1年ぶりの高水準をつけた。銀行間取引金利も、20日には13%に跳ね上がっています」(アナリスト)
もともと、中国経済の危機は以前から懸念されていた。中国政府のシンクタンク研究員も〈経済危機は2013年7月か8月に起きる〉〈不動産バブルの崩壊と、地方債務の危機だ〉と詳細なリポートを提出している。いよいよ、ヤバくなってきた。
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