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参照/住宅金融支援機構の既発債情報
2013.6.21に「貸付債権担保住宅金融支援機構債券」の募集要項が決定になりました。
6月は日本の債券利回りは比較的、ボラティリティは低かったものの、株や為替市場が乱高下していましたので、MBSの利回りがどうなるかと思っていましたが、小幅の上昇という結果でした。
本日、発表になりましたMBSの赤丸印をつけているところの表面利回りですが、「1.32%」となってるのをご覧いただけるかと思います。先月が「1.30%」ですから、先月より上昇して、これで3ヶ月連続での上昇となりました。また、過去1年間では最高の表面利回りになっています。
表面利回りが必ずしも、フラットの住宅ローン金利と相関しているわけではありませんが、予想される金利水準としては、
フラット35の固定金利で「2.05%」前後
フラット20の固定金利で「1.78%」前後
といったところでしょうか。
6月4日の記事「フラット35の金利動向・2013年7月以降の35年固定金利はどう動くか?」でも説明・予想しておりましたが、日本の国債につきましては、例年6月に動意づくことが多いものの、今年は大人しい値動きでした。
ただ、日本の国債利回りの値動きは落ち着いていますが、アメリカの長期金利の利回りが高値を大陽線で突破してきておりまして、アメリカの金利の先高感は相当なエネルギーを感じます。
参照/米10年国債の利回り
歴史的に、アメリカの金利動向を後追いする形で日本の債券利回りが動く傾向にあることは、当サイトでも度々触れておりますが、現在のアメリカの状況を後追いするのであれば、2013年の年末や1年後の2014年の春や初夏あたりに、日本の国債の利回り、そして、住宅ローンの金利についても、”それなり”の上昇が起こり得る可能性があります。
また、日本固有の住宅ローンの金利上昇の要因として、参院選後に株価が動意づき、債券が売られて、その流れで金利の急上昇ということが起こりうる可能性は十分にあります。7月の住宅ローン金利については、引き続き歴史的な低金利水準であることは変わりありませんが、”ラストチャンス”になっても全然おかしくないと思います。
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