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2013-06-22 07:33:52 生き生き箕面通信
一度に10年くらい老けこむような、おぞましい相場展開で、株などに手を出した素人が大きな傷を負っています。そうしたマネーゲームに翻弄されながらも、相場というバクチにこだわり続ける人が後を絶ちません。日本は「カネカネ亡者」の国になっていきつつあります。
安倍首相が得意になっていた「アベノミクス」もいまや化けの皮がはがれそうになっています。しかし、大手のマスメディアは昨年から、「アベノミクス」を大いにもてはやし、今もはやし続けています。黒田東彦氏が日銀総裁に就任することが確実になる頃には、「異次元の金融緩和」を期待し、実際に実行されるにおよんで、いまや「カネカネ亡者」がゾンビのようにうごめいています。
なかでも、「ミセス・ワタナベ」と呼ばれるアマチュアが外国為替取引にまで手を出してきたのだそうです。その結果は、外国のハゲタカのようなプロに、ごっそりと稼がれているのですが。
ミセス・ワタナベとは、時に「キモノ・トレーダー」とも呼ばれたりする、個人の小口外国為替証拠金取引(FX)の投資家です。証拠金を預ければ、その25倍まで取り引きができる、要するにバクチです。
朝日新聞は本日6月22日の朝刊で、「ミセス・ワタナベ浮沈物語」(7面)を取り上げています。登場するのは、一日で35万円もうけた主婦。ゲームのコツは、「株が下がると、円高・ドル安になる傾向がある」という株と外国為替との間によく見られる相関関係。
この市場のクセを応用して、「株が下がると、ドルを売り、円高ドル安になったら買い戻す」。ただ、それだけ。それをスマホを使って繰り返す。この日はそれだけで、結構な稼ぎができた。「値動きが大きくて、面白い。家事そっちのけになってしまう」くらいはまってしまうのだとか。
しかし、こうした素人がたくさん出てきたころを見計らって、予想外の動きが起こり、素人は一気に損失がかさむ相場になったりする。最近の株の乱高下の過程でも、日本の素人投資家は、手痛い傷を負い、ハゲタカさんにご馳走を差し上げる結果になりました。
ミセス・ワタナベが明らかにしてくれたのは、アベノミクスは「アベノリスク」だったということです。それは個人投資家にとってだけでなく、日本経済そのものにとってのリスクでした。
長期金利は、「異次元緩和」を打ち出す前の0.5%台から、最近は0.8%台にまで上がったままです。えらいことです。日本政府が返さなければならない国債の金利は大きくはねあがってしまいました。私たちの税金からその分も返させられるのです。個人の住宅金利もジリジリと上がってきています。最悪のパターンになりつつあります。
アベ・クロさんの顔色は、アオ・クロさんになってきています。どうするのですか、アベ・クロさん。
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