http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/530.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/nobuokohama/e/20f3b4abb1aa12ac9e383cd2a182effb
前回のブログで、金を国家管理に置いたり、完全に市場に委ねたりする事そのものが大きな
政策≒陰謀と書きました。なんでもそうですが、時の支配階級に都合の良いように政策
を変更するのが当然です。これ自体が陰謀なのですから、情報の少ない庶民は
何時も収奪の対象です。それでも人はより良く生きるために勇気を出して
市場に参加します。時代は資本主義ですから当然です。
革命の時代は戦士になるのがテーゼですが、命を落とすリスクが有り、それを潜り抜けた人や
その太子党が革命後の支配階級となるのです。これが中国であり北朝鮮でありキューバ
なのです。絶対王政の時代や江戸時代は身分制度の時代です。官僚の試験に合格
した者が王やその取り巻きの支配階級に近づけるのです。
何時の時代も支配階級は一部であり、庶民とはかけ離れているものです。しかし、度胸と
才能を発揮すれば、資本主義では市場や起業等で資産を築くことが出来ます。
その為には、証券会社の陰謀や支配階級の陰謀も含めて、それを出来るだけ
先にキャッチして対処するしかありません。先ず時代の流れを見る事です。
中央銀行が金を保有すると言うのは、実は民間の親玉=支配階級=中央銀行がそれを保有すると
言う事ですから、これが最も大きな陰謀=政策です。つまり中央銀行の動きが・その
金の保有政策が金価格を決める最も大きな波動であり、大切な事なのです。
これは主にサイクル・30年サイクルに成りますから、短い人生の経験では分かりづらく
本や過去のデータで分析するのが大切です。1999年に先進国の中央銀行総裁が
集まって、今後の金の売却量の制限に関して話し合いました。
これこそが陰謀そのものです。いくら売却するかは本来各国の自由であり、話し合って決める
ものでは有りません。これを民間の企業がすれば、カルテルと非難され犯罪として
罰せられるものです。これを中央銀行、一部の国の銀行が決めるのは陰謀です
がここではその意味のみを見てみましょう。
つまり2000年から先進国の不景気の時代に突入し、基本的には商品の時代に突入しました。
つまり、前もってそのサイクルを知っている中央銀行はそのサイクルに合わせて
金の売却を1999年の段階で制限し、2000年からはその保有量を増やしたのです。
言い換えれば、民間の貴金属機関投資家の為にその価格の後押しをして、彼らがより多くの利益が
得られるように助けてあげたのです。勿論庶民は何が起こったかは分かりませんから、
金をその時点で購入することはほとんどありません。言い換えれば、貴金属の底で
彼らは購入したのです。最大限儲けるためです。その為に中央銀行のお金≒国民の
お金を利用するのです。これが最大の陰謀と言われる所以です。
その後に上がる金をみて、庶民や投資家が群がってきます。ある程度上がれば、その適当な所で
大量に売り払い利益を確定し、さらに価格を暴落させた時に空売りで二度美味しい事が
出来るのです。此処で一般投資家や庶民はパニックになり損をしても売り払います。
これが2008年に起こった中暴落=調整です。
再び価格が上昇し、似たような事が又繰り返されます。その時は一部の投資家が入れ替わって
いる事もあるでしょうし、例え同じ投資家でも、更に暴騰する金価格を見て参加しない
わけには行かないでしょう。今回は上手くやるぞと自らを叱咤激励して参加します。
そして又ある程度価格が上がった所で、調整が徐々に始まります。徐々なので殆ど気にしない人が
多いですが、この時に基本的に撤退するのが正しいのです。これが出来ないのは調整が
始まったと言う事が理解できない事と、いつもの小さな調整とみて油断したり、
もっと上がるまで持とうと欲張る事で、逃げ遅れます。暴落は突然やってきます。
これが今回2011年9月の調整と、今年2013年4月に起こった突然の暴落です。
此処で世界の殆どの銀行や機関投資家やファンドは一様に大合唱します。
つまり今回で貴金属の相場は終わったと言いふらします。それが最後まで持っている庶民や投資家の
不安を煽り、彼らの売却と言う事となり、貴金属価格はそこでやっと底を探ります。
その時は一般投資家はもう買う事は無いと思っていますから、
少々の価格上昇では食指を動かしません。
其処が機関投資家の底で買う機会となります。大量の貴金属を其処で徐々に買い集めます。
やがて来る大暴騰に備えます。段々と貴金属が上がるのを見て、庶民も少しづつ参加が
増えてきます。勿論機関投資家もどんどん買いますから、価格は上がり続けます。
そしてある日、金融緩和が終わってから1年〜1年半後に突然、突然と言っても前兆はありますが、
株の大暴落が始まります。この時は投資家は全てパニックなり又は逃げ遅れないようにと
殆どの資産を売り払います。つまり株も貴金属も皆暴落しますが、
先に貴金属は回復し、最後の暴騰に向います。
これは株から資金が一部貴金属に向うからです。商品の最後の暴騰=Primary((5))波は終わって
いませんから、上昇は当然であり、更に株式市場からお金が流れ込みますので、第((5))波
は最大の暴騰を齎します。これは商品の第((5))波の特徴です。商品市場は市場規模が
相対的に小さいので、株からの資金で大暴騰をします。これが商品の第5波の特徴です。
その時は殆どの人が商品に飛びつきます。猫も杓子も金・黄金・ゴールドと騒ぎます。
膨大な庶民のお金が市場に流れ込みます。世の中が浮かれて皆が参加した時が、
最後の売りの時です。つまり最後の大暴落が起こります。たとえ、暫く
持ち続けても段々と下がる価格を見て殆どの人は耐えられません。
損しても売り払います。次回の上昇まで待っても、原則として
株の時代は次は2032年から始まります。待てません。
これが庶民が損をして、大機関投資家が得するゲームです。市場からお金を取るゲームである事が
分からないと、たとえ黄金そのものに価値があったとしても、黄金で儲ける事は殆どありません。
数十年後に価格が戻ったからと売り払っても、その間の金利の上昇やインフレや
紙幣の価格の目減りで、貴方は損をします。
株の大暴落と貴金属の大暴落で、暫く庶民や投資家はショックで寝込む日が続きます。ある人は
財産を失って自殺するか、証券会社の人を殺して天国に道づれにする人も現れます。
市場は焼け野原です。これがリーマンショックの後に起こった事であり、識者が
資本主義の崩壊と騒いだ時です。しかし既に市場での戦いは始まっています。
底に成り、安くなった株をこっそり大量に購入し次の暴騰まで持つのです。そして次の政権に
早く緩和や、成長戦略を出して景気を良くしてくれとつつくのです。次の売り場を作るために。
これが資本主義の戦場です。戦場は色々ありますが、資本主義は市場が基本です。
全てはゲームなのです。金儲けのゲームです。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。