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シニアアナリスト 増田 悦佐
一橋大学大学院経済学研究科修了後、
ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。
ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社でアナリストをつとめ、
2008年より株式会社ジパングに参画。
現在の金にまつわる陰謀論に対しての増田悦佐さんの分析は素晴らしいものがあります。ジパングの
ページに書いてあるこの分析を読めば、現在は陰謀が無いと納得できるはずである。
しかしあえて言えば、長い目で見れば、つまり歴史の流れから見れば陰謀は常にあるし、大小を
問わなければ今も陰謀は有るし、今後も巨大な陰謀が仕組まれると思います。陰謀とは何ぞやと
言う定義は有りますが、他人や他国に対して意図的に黄金で優位に立つ作戦を
含めれば、金にまつわる巨大な陰謀はやがて来るとも言えます。
私に言わせれば、1970年までの、金本位制そのものが政府による巨大な陰謀と言う事に成ります。
つまり、法律=強制力で価格を決めて、個人が自由に売買できない段階は、国家による陰謀
そのものです。自由に売買できる現在から見れば、国家の政策=陰謀と言えます。
資本主義が発達する以前は、金銀の価値は絶大なものがあったし、それを求めて又は節約する
為に、新世界のインディオの文化は破壊され、虐殺され、収奪されたのです。
これこそ欧米特にスペインによる、巨大な陰謀だったのです。
又中国はアヘン浸けにされて、最後は清の崩壊に繋がったのです。
これもイギリスによる銀節約の為の巨大な陰謀だったのです。
その後に、資本主義の発展と共に、相対的に貴金属価格が低下するにつれて様相は異なったと
思いますが、しかし、南アフリカを見れば分かるように、最近まで黒人の国家が
白人に盗られ、アペルトハイトで有色人種は弾圧を受けていたのです。
これも白人が資源を独り占めするための陰謀だったのです。
そしてアメリカによる世界の支配の為の金の独占状況・2万トンの独占と1オンス35ドルに
固定したドル兌換性の世界支配は、正に金の兌換中止と共に、米の世界支配の野望≒陰謀は
消え去ったのです。これも皆日独による世界大戦の結果です。
そして米の金の兌換停止と共に、世界支配の構図は綻び始め、現在は金は全くの商品の一つと
なっています。そして強大な陰謀はなくなってしまいましたが、代わりに小さな陰謀が
進行しています。つまり、価格を吊り上げたり、価格を下げたりするための様々な
陰謀です。インサイダー取引、情報の流布。更には証券会社や投資銀行等の
顧客に損をさせて儲ける収奪等沢山あります。これらもすべて陰謀です。
小さいものを含めれば陰謀だらけです。
政府による完全な黄金の管理と、現在の完全なる商品化は全く異なるように見えますが、
しかし、黄金から利益を得る行為は、人類が黄金に価値を見出している間は同じであり
今は価格は市場に委ねると言っても、実際は巨大投資家の手の中で踊っているのです。
100%金価格を管理するのではなく、自由に価格を変動させ、逆に極端に変動させて
その差益で儲けると言う作戦が行われているのです。これも見方を変えれば
民間の大資本の陰謀です。投資で損する人が多いのは、
その作戦の犠牲と言う事に成ります。
しかし、いったん市場に委ねたら、市場の論理が≒経済の論理が働きますから、ある法則に
縛られる事に成ります。この論理がいわゆる波動理論です。つまり、インサイダー
以外の人は、その市場の論理を理解して且種々の情報とかみ合わせて戦うしか
無いのです。これを理解する事が、証券会社の大小の陰謀に
騙されずに勝つ方法です。
又巨大な波の動きを先読みする事により、巨大な投資機関の動きを先読みして、売り逃げて儲けるのです。
巨大な動きが有るときは必ず前兆が有ります。この前兆を捉えるのが、生き延びる道です。
どの様な事でも同じです。巨大な地震の時に山に逃げて助かるのと基本的には同じです。
例えば、既に2011年の9月から金価格は調整に入っています。従ってその時に貴金属から
撤退し日本株に投資した人は、膨大な儲けを得たはずです。基本的に調整が始まったら
逃げるのが原則です。それを知らずにうろうろしていると、4月16日のボストン
爆弾事件直後の暴落で、有名な投資家も大損をしているのです。これは2011年の
9月が転換点と言う事を理解できないプロの末路です。
テロが金にまつわる陰謀とは、言われていませんが・・。
それなら今後は巨大な陰謀は来るのか来ないのか? 波動理論から云えば又再び来ることになります。
問題は何時かです。これは次回検討しましょう。
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