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2013/6/19 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
◆ロコツな降格で激震
フジテレビの新社長に決まった亀山千広常務取締役(57)の“非情人事”に社内が震撼している。昨年6月、同時に常務に昇進した大多亮氏(54)を役員から外し、タダの編成局長に戻す異例の格下げ人事を27日付で発令するためだ。
「大多さんには一応“専務取り扱い”という肩書が付きますが、常務→取締役→局長と2階級も降格させられました。フジは昨年、視聴率が年間3位に転落。編成局長として思う存分、番組のテコ入れを図って欲しいというのが表向きの理由です」(放送関係者)
ただ、「1年以内に結果が出なければ編成局長を外す」という内々の条件が付いているともっぱらだ。いくら大多氏が大ナタを振るうにしても、朝、昼、夕方の大物司会者を降板させ、新番組に入れ替えるのは不可能。やれることは限られている。そのため、社内では「1年後、大多氏が関連会社に追い出されるのは既定路線」とまで言われ、ロコツな非情人事は「OK最終戦争」と呼ばれている。亀山氏と大多氏は因縁のライバルなのだ。
「97年に『踊る大捜査線』をヒットさせた亀山さんは、映画化も成功させ、放送外収入の柱にしたフジの功労者です。一方の大多さんは90年代に『東京ラブストーリー』などのトレンディードラマを次々とヒットさせた看板プロデューサー。どちらも早大卒。同じタイミングで着々と出世を続けてきた。両雄並び立たずというわけです」(関係者)
「島耕作」シリーズに出てきそうなガチンコの出世レース。マンガ原作のドラマばかり放送するより、亀山氏VS.大多氏の「血みどろ人事戦争」を実況中継した方が、よほど視聴率を稼げるのではないか。
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