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イーグルヒット管理者 (2013年6月19日 18:00)
※本コーナーは、政府・大手マスコミメディアが発表しない日本経済の実態についての取材を基に構成されたドキュメントレポートである。
§34.緊急座談会
『転職もできない!再就職もできない!』
〜中高年の暗黒時代到来! 失業したら最後、もう居場所がない〜
3.年金支給年齢前に死んでもらう
国家主導の法改正での派遣切り!去るも地獄、残るも地獄の潰し合い!――
不本意な生き方をせざるを得なくなった怒れる中高年の声を代弁するべく、3名の匿名中高年代表による、イーグルヒット主催の緊急座談会の続報である。
匿名パネラー3名の横顔は、次の通り。
A氏;50歳代 元ITプログラマー。2年前から失業中。住所不定
B氏;48歳 派遣社員だが、改正高齢者雇用安定法が施行された今年4月から派遣先が決まらない事実上の失業中
C氏;50歳代 某建設会社で正社員として勤務中。だが事実上の社内失業状態)
―― 前回はBさんの派遣切りの実態にかなり衝撃を受けましたが、改正高齢者雇用安定法の弊害としては、Aさん、現在は住む所も不安定でかなり厳しい状況のようですが、いかがですか?
A氏「そもそもこの法律って、失業中の中高年見殺し法案だと思いますよ。だって、本来なら、年金の支給年齢の引き上げと、雇用年齢の引き上げを同時に行うことで、雇用と年金をつなぐ、つまり無収入の空白期間をなくすというのが、今回の改正高齢者雇用安定法の趣旨なのです。でもわれわれみたいな失業中で空白期間だらけの中高年って今、もの凄く多いじゃない?雇用安定以前の立場ですよ、実際」
B氏「まったく同感です。仕事があるだけマシなのに、さらに年金もらえるまで働けるようにお膳立てしてくれる。もちろんその理由が年金破綻寸前でとても払える状態じゃあないから、企業にもうちょっと面倒見てよ、っていう企業へのしわ寄せでしかないのは分かっています。でも、うまくそうした企業努力のセーフティネットの網に入れる人はいいけど、そうでない中高年はどんどん貧困化していく」
A氏「60歳にして同年代との格差がさらに拡大するというのはもう、残酷としか言いようがない」
C氏「先日、職場のお偉いさんたちが話していた内容なのですけど、正直言って、国はもうこのままでは68歳、70歳、75歳と日本人の平均寿命まで年金支給年齢を引き上げざるを得ないのは分かっている。でもさすがにそれは口が裂けても言えない。一方で少子化の流れは変わらない。現実問題、年金支給年齢になる前に、中高年の一定割合に死んでもらう。もうそれしか年金を維持する方法はないのではないかって。
ゾッとしましたけど、改正高齢者雇用安定法施行後のシニア世代の去るも 地獄、残るも地獄の状況を考えると、定年延長コースに乗れなかった中高年の事実上のホロコースト、経済的餓死を目的とした収容所送りとしか思えないですよ」
―― 格差社会の行き着く先はまさにそうした生きるか死ぬかの二極化です。改正高齢者雇用安定法の施行による犠牲者とは、そうした日本版ホロコースト政策へ向けた片道切符を手にしてしまった中高年の人たちと言ってもいいのかもしれません。
(続く)
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