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日経平均株価 2013年4月24日〜6月17日・日足 チャート:アイチャート チャート提供;インベストラスト
6月14日・17日の反発で日本株は底打ちした?スゴ腕アナリスト・福永博之が緊急分析!
http://diamond.jp/articles/-/37504
2013年6月17日 ザイ・オンライン編集部
上昇→下落→底打ちの期間がサイクル論的にピッタリ!
6月14日の日経平均は前日比241.14円、上昇率1.94%プラスの1万2686.52円で大引けを迎えた。翌週17日も続伸、午後1時現在、1万3000円に届こうとする展開だ。今後の見通しはどうなるのか? ザイ・オンラインでもおなじみのアナリスト、福永博之さんに分析してもらったところ、どうやら当面の底打ちは確認できたようだ。以下は、福永さんの寄稿。今週からの投資戦略の策定の参考になれば幸いだ。
■トレンド変換をいち早く知るにはサイクル分析が効果的
5月22日に終値ベースの高値をつけ大幅安を記録したあと、下落が続き不安定なマーケットになっています。また、これまでサポートになるのではないかと期待された25日移動平均線を下回ると同時に、75日移動平均線もサポートになるかどうか微妙な状況になってきています。
さらに6月13日、14日と75日移動平均線を割り込んでいるため、下降トレンド入りしたのではないかと心配している投資家も多いのではないかと思われます。
そうしたなか、一つみなさんに見ていただきたいものがあります。それはサイクル分析を活用した現状認識です。
トレンド分析では、トレンドが下向きに転換したことを確認するのに、移動平均線の向きが下向きになるなど、移動平均線の方向の変化の確認が必要になりますが、サイクル分析では、そうした変化を待たずにトレンド転換の可能性を探ることができるため、移動平均線を下回って下降トレンドに変わってしまったのかどうかの判断が難しい時などに有効なのです。
また、移動平均線の向きが変わる前に底打ちや下降トレンド入りの可能性を示唆してくれますので、判断が難しい時の参考になります。
そこで、今回の高値をつけるサイクルと安値をつけるサイクルを確認してみました。なぜなら、高値や安値はトレンド転換時の頂点となるため、この日数を数えれば、トレンド転換のタイミングをはかることができると考えられるからです。
■サイクルの視点で見れば日経平均は底入れしたか
それではまず、5月22日に高値をつける過程からですが、5月2日安値から数えて13日間で高値をつけていました。また、4月25日高値から5月22日の高値まで17日のサイクルになっていました。
日経平均 2012年12月17日〜13年6月14日・日足 チャート:アイチャート チャート提供:インベストラスト
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では、最近の下落のサイクルはどうなっているのでしょうか?
同じく5月22日を起点に一度目の安値をつけた6月7日までを数えてみると、こちらは13日でした。そして今年2番の下落幅を記録した13日までの日数を同じく5月22日から数えてみると、なんと17日のサイクルになっていました。
そして翌14日はメジャーSQ算出日でしたが、SQ値(1万2668.04円)を上回って反発して取引を終えています。
こうしたサイクルの結果からみますと、短期的に高値をつけるに至った日数と下落過程で同じ日数が繰り返されたことになります。
また、株価は上昇時も下落時もN字型を作ることが多いのですが、今回の下落でも逆N字型を形成しているのが分かります。こうじた状況から終値で6月13日の安値を更新しなければ、一旦底入れの可能性があると考えられるのではないでしょうか。
日経平均株価 2013年4月24日〜6月17日・日足 チャート:アイチャート チャート提供;インベストラスト
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もちろんまだ予断を許さない状況ではありますが、現在のように方向感の無い値動きの状態の時には、安値を更新するまでは、サイクル分析をもとに底入れの可能性に期待してもよいのではないかと思われます。
<福永博之さん>
テクニカル分析の第一人者。さまざまな投資情報を提供するサイト「アイトラスト」を運営するインベストラスト代表取締役でもある。『めちゃくちゃ売れてるマネー誌 ZAiが作った「株」チャートらくらく航海術』『FX一目均衡表ベーシックマスターブック』(弊社刊)など著作多数。
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