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2013年06月15日
「アベノミクス」の正体
平成25年6月15日
闇株新聞より転載。
【転載開始】
6月14日の日経平均は241円高の12686円で終わりましたが、
6月13日には12415円の安値まで下落していました。
日経平均は、野田首相(当時)の解散発言があった昨年11月14日の8664円から
上昇をはじめ、日銀「異次元」金融緩和前日(4月3日)の12362円から加速し、
5月23日朝方の15942円まで一本調子に上昇しました。
ところがその直後から急落が始まります。
理由としては10年国債利回りが瞬間1%に乗せたとか、
バーナンキFRB議長のQE3の早期縮小発言とか、
中国経済の減速などがあげられていますが、
まさに「よくわからないうちに」急落したわけです。
円相場も同じような状況で、対ドルでは昨年11月14日の80.24円、
本年4月3日の93.04円から、5月22日に最円安の103.73円まであって
6月13日に93.78円まで急落し、6月14日のNY引け値は94.17円でした。
対ユーロでも、昨年11月14日の102.17円、本年4月3日の119.55円から、
5月22日に最円安の134.07円まであって6月14日に125.04まで急落し、
同日のNY引け値は125.54円でした。
要するに日経平均と円の対ドル相場は、
日銀「異次元」金融緩和の発表以前の水準に「ほぼ」戻ってしまったことになります。
日銀「異次元」金融緩和は、間違っても途中で打ち切られる心配はなく、
また4月4日以降は「異次元」国債買入れが予定通りに行われています。
じゃあ、なぜこうなってしまったのでしょう?
最近の安倍首相、甘利経済財政担当大臣、黒田日銀総裁、浜田内閣官房参与などの
発言を聞いていてわかってきたことがあります。
どうも、「異次元」金融緩和さえ行なえば経済は間違いなく回復するものと
「固く信じている」ように感じます。
そもそも金融緩和とは、まず株式・不動産などの資産価格が上昇し(それに円安もあります)、
それを見て市場心理が改善して経済活動が活発化し、
本格的に経済が回復する「可能性が出てくる」だけの話です。
それを「円安・株高になっているのだから経済が回復している」と早とちりしてしまい、
最近の円高・株安にも「経済が回復しているのだから、
まもなく落ち着くので何の心配もない」と思い込んでいるのです。
さらに国債利回りの急上昇や市場そのものの大混乱も、
「日銀が大量に長期国債を中心に買い入れているのだから、
まもなく落ち着く」と思い込んでいるはずです。
だから6月11日の日銀政策決定会合でも、
なんら対策を講ずるわけでもなく悠然と見送ってしまったのです。
つまり政府も日銀も「問題の本質」を何ら理解していないのです。
これは恐ろしいことを意味します。
政策当局が「問題の本質」を理解せずに誤った対策に固執していると、
海外のヘッジファンドの「格好の攻撃対象」となるからです。
「正しい政策」が打ち出されて相場が修正される心配がないため
「いくらでも安心して攻撃できる」からです。
1992年にジョージ・ソロスが仕掛けた「ポンド売り」がその典型ですが、
世界のヘッジファンド残高は当時の20倍以上にもなっています。
まだまだ予断を許しません。
【転載終了】
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ゲンダイネットにも似たような記事が掲載されていましたね。
アベクロコンビが参院選2週間前に株価を上昇させる対策を打ってくるのではないか?
という憶測があるとのこと・・・
選挙のための市場操作をするとすれば、
市場に見透かされ、利用されて仕掛けられる可能性もありえるというのです。
既に一度仕掛けられていますが・・・
強大な力のヘッジに仕掛けられたら大きな痛手を受けるかも・・・
世界の修羅場を戦ってきたヘッジと政策で起用された総裁・・・
う〜ん!心配だな〜!
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