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マーケットに見透かされた
<ハゲタカの仕掛け次第では…>
アベクロは7月11日まで本格的に動かない――。そんな臆測がマーケットを駆け巡っている。日経平均は13日、今年2番目の下げ幅となる843円も暴落。14日も乱高下は続き、午前終値は1万2788円42銭と、1万3000円を割り込んだままだ。それなのに日銀の黒田総裁は、「市場は次第に落ち着く」と、いたってノンキ。市場関係者は、その裏にアベクロの魂胆があると囁く。
「すべての道は参院選につながっている。7月21日の投票日に照準を合わせた“株価操作”を企んでいると思いますね」(金融関係者)
株式アナリストの櫻井英明氏はこう言う。
「今の相場はほぼ2週間サイクルで上げ下げのトレンドを形成しています。見方を変えると、投票日の2週間前に株価を上昇させる政策を打ち出せば、上昇トレンドの中で投票日を迎えることができるのです」
アベクロの狙いが、そこにあるとすれば、2人の緊迫感のなさも納得できる。14日閣議決定の成長戦略にしても小手先感が漂う。黒田総裁の動きもスピード感に欠けている。
「日銀は株価の下落局面でETF(上場投資信託)を購入しています。ただ、その額に本気度が感じられません。異次元緩和を発表した4月4日は、331億円購入しましたが、5月は188億円ずつ4回、6月は13日までに188億円が1回、198億円を4回です。購入額が均一なだけに、おざなりな感じがします」(ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏)
黒田日銀は6月10〜11日の金融政策決定会合で、日本経済が1ドル=95円台の円高に襲われ、株価暴落が続いているにもかかわらず追加策を決めなかった。
百戦錬磨の投資マネーが蠢くマーケット参加者は、こうした流れの先を読む。それが7月10日前後の“株価操作”だ。
「次の決定会合が開かれる7月10日、11日がポイントです。異次元緩和から3カ月後なので、『逐次投入はしない』と言い切った黒田総裁のメンツも潰れない。11日にサプライズ的な追加策が出てくる可能性は高いでしょう」(市場関係者)
日経平均の水準も無視できない要素だ。投資顧問会社エフピーネット代表の松島修氏が言う。
「テクニカル分析では1万2000円近辺が反転ポイントになります。つまり、その水準のときに追加策を発表すると、相場力学的にも効果を発揮しやすいということになります」
アベクロは7月11日の日経平均を1万2000円前後と想定している可能性が高い。乱高下する市場を横目で見ながら、落としどころを定めているのだ。
「ただしハゲタカは何を仕掛けてくるか分かりません。7月10日前後に円買い(円高)を加速させるとか、長期金利を動かそうとするかもしれません。そうなると、安倍さんたちが描くシナリオ通りにはなりません」(櫻井英明氏)
市場に見透かされたアベクロの思惑はあっさり崩れ、参院選の圧勝も危うくなる。
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