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日本のリニア中央新幹線が抱える懸念材料:中国、最高時速1000キロの真空リニア開発へ
http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/455.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 6 月 14 日 16:00:02: Mo7ApAlflbQ6s
 


日本のリニア中央新幹線が抱える懸念材料

 日本のJR東海がリニア車両「L0系」の試験運行に成功したことで、「リニア中央新幹線」に再び世界の注目が集まっている。時速500キロ以上に達し、現代世界の最高技術を集めたこの新幹線は、日本各界から「新時代を切り開く」大きな期待を寄せられている。

 だが卓越した技術を持つ一方で、巨額を費やしたリニア中央新幹線の営業運行は多くの懸念材料を抱えているようだ。今後の建設と運行は具体的にどのような課題を抱えるのだろうか。中日の高速鉄道産業に精通する拓殖大学の王曙光教授が人民網の取材に応じ、詳しく解説してくれた。


 ----リニア中央新幹線は高速鉄道大国・日本の最高技術の結晶だ。技術的優位性はどのような点に見られるか?

 日本のリニア技術研究は1970年代に始まり、1990年代に実験線路を建設した。緻密に、入念に進められてきたと言える。

 技術的優位性はまず、リニア技術そのものに見られる。世界のリニア技術には主にドイツ、中国、日本の3方式がある。ドイツは常電導技術、中国は永久磁石リニア技術だ。日本は超伝導リニアで、強力な動力と大幅な省エネという利点を備え、運行もより安全だ。中国がドイツから導入したリニア車体は軌道から8ミリしか浮いていないが、日本の超伝導リニアは10センチ浮いている。これは地震発生時に軌道と車体の衝突を防ぐための、「地震大国」特有の安全措置だ。

 次に関連技術だ。リニア中央新幹線は電気式制御、制動の自動化レベル、軌道、信号、安全検査などの面で世界で最も優れている。特に日本の新幹線の卓越した安全性は東日本大震災で十分に実証された。地震波を感知すると、中央制御室と各地のモニタリングステーションは共同で情報を伝え、車両を誘導して安全に停車させる。

 ----このように優れた技術は、リニア中央新幹線の実際の運行で十分に発揮されるのだろうか?

 超伝導リニア技術自体はほぼ非の打ち所がない。だが山、地震、トンネルが多い日本の地理環境の制約を受け、500キロという超高速の強みを発揮するのは難しそうだ。具体的に言うと、名古屋?品川間は約290キロで、リニアで両駅間を直行すれば40分しかかからない。これは1時間半を要する在来型新幹線に明らかに勝る。だが問題は、JR東海が沿線に6駅の設置を計画していることだ。停車、出発にかかる時間を考えると、もし各駅全てに停車した場合、最終的に1時間以上かかってしまう。リニアの運賃は当然、現行の新幹線より高くなる。30分足らずしか違わないのなら、より多くの乗客を呼び込むのは難しいだろう。このためJR東海は各停は1時間に1便しか運行せず、残りは全て直行にして速さを際立たせる計画だ。だがこれは停車しないの駅の客を失うことにもなる。こうした「距離と高速」の矛盾をどう解消するかが、運行上の課題の1つだ。

 さらに大きな懸念は、リニア中央新幹線には産業計画上、「生来的な」欠陥が存在することだ。余りにも莫大な投資と非常に長い回収周期が収益性に影響を与える。

 比較してみるといい。中国の寧杭高鉄の南京?広州間は全長249キロ、投資額237億元、工期4年半だった。一方、似た距離のリニア中央新幹線(東京?名古屋間)は中国の約16倍の約3800億元が費やされる。ましてや工期は12年以上にもおよぶ。中国の高速鉄道の主要幹線は今後10年間で徐々に時速400キロに達するはずだ。日本の計画するリニアにはそれでも100キロ劣るが、投入産出の経済性の観点から見れば、リニア中央新幹線がいささか引き合わないのは明らかだ。

 電力も問題だ。超電導技術の電力消費量は軽視できない。乗客1人当たりの電力消費量は現行新幹線の約3倍であり、周辺施設の電力消費量はさらに莫大となる。東日本大震災後、日本は相次いで原発を停止し、毎年電力不足に陥っている。リニアの莫大な電力をどう確保するかは懸念材料だ。

 ----リニア中央新幹線にはなお多くの「欠陥」があるのに、日本が積極的に推し進めているのはなぜか?

 明確にすべき点がある。リニア中央新幹線は決して日本政府の投資事業ではなく、民間企業であるJR東海の事業だ。JR東海がリニアを積極的に推進するのは、第一に利益を考えてのことだ。開発段階ですでに数百億円が飛んだため、JR東海は営業運行を実現して、国内のライバルに対する競争優位を維持し、できるだけ早くコストを回収することを強く望んでいる。

 だが国家規模の総合判断の欠如が、リニア中央新幹線に欠陥をもたらしている。朝日新聞の最新の報道によると、JR東海はハード面の投資を圧縮するため、リニア中央新幹線の中間駅に待合室や商業施設を建設しないことを決定した。これは後続資金が不足し、計画に欠陥が存在することの現れだ。もちろん、経営側は沿線地区の自治体や民間企業を刺激して関連施設の建設に投資させる考えなのかもしれない。今後の建設過程でJR東海は計画内容を徐々に調整する可能性がある。日本の政府と自治体もリニア中央新幹線の建設に対する支持を強化するかもしれない。だが多くのマイナス要素を克服できるのかどうか、われわれは刮目して待っている。

 最後に指摘しておくべきなのは、リニア中央新幹線建設事業には複雑な政治的背景もあるということだ。自民党にはインフラ事業を地方に引き込むことで支持を得る「土建族議員」が多数いる。安倍政権発足後、息を吹き返したこれら土建族政治家たちは新たなインフラブームを巻き起こそうとし始めた。この中には、リニア中央新幹線の推進を通じて政治的・経済的資本をさらに得ようとする勢力がいくらでもいる。一方、民主党政権期にはリニア中央新幹線事業は議論の的だった。JR東海は自民党の支持率が高いうちに既成事実を積み上げことを切望してもいる。日本国内のこうした政治、世論環境がリニアの実現に最良のタイミングを提供した。

 この他、注目されるリニア中央新幹線事業は自民党にとって原発再稼働の新たなカードともなるだろう。日本の最高技術を代表するリニアはひとたび営業運行が始まれば、莫大な電力を必要とする。そしてこの新たな電力需要を支える望みは原発再稼働に託すほかない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年6月14日

http://j.people.com.cn/94476/8284506.html

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中国、最高時速1000キロの真空リニア開発へ

 四川省の西南交通大学は現在、真空状態のパイプの中を走行する高速リニアモーターカーの開発に取り組んでいる。2、3年後に時速600-1000キロの「真空リニア」の模型を公開、10年後には実用化される見通し。中国のラジオ番組・中国之声(VOC)「新聞縦横」が30日伝えた。

 理論的にはこの列車の最高時速は2000キロに達することも可能だ。エネルギーや騒音などの要素により、実際の運転時速は400キロ以上は難しいと考えられていたが、さらにスピードを出すため、研究者らは真空状態のパイプを走行するという新技術を考案。その原理は、外の空気と隔絶したパイプを建設してパイプ内を真空にし、リニアモーターカーを運転するというもの。

 真空リニアであれば運転中にレールシステムの摩擦がなく、空気抵抗も少ないことから、驚くべきスピードが出るのだという。この技術は2030年にも実用化される見通しで、北京と広州の2300キロメートルをわずか2時間半、さらには1時間で結ぶことになる。(編集KA)


 「人民網日本語版」2011年1月31日

http://j.people.com.cn/95952/7277912.html


 

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コメント
 
01. 2013年6月14日 16:18:48 : nJF6kGWndY

また、すごい事故を起こしそうだな


02. 2013年6月14日 16:26:13 : GrIN05VqSc
国際救助隊が助けに来るから大丈夫。

03. 2013年6月14日 17:33:36 : kUSQn2zQBw
さすがに怖くて乗れないなぁ〜

04. 2013年6月14日 18:25:49 : FQwuEO8Nxo
>中国、最高時速1000キロの真空リニア開発へ

飛行機より速い電車

無理


05. 2013年6月14日 18:43:55 : nJF6kGWndY
>>04

いや、どの程度の真空にするか、磁束密度をどこまで上げ、電気を浪費するかにもよるが、原理的には十分可能

ただし、実際にやれば、いろいろ後悔することになるだろうな

中国国民も気の毒なことだ



06. 2013年6月14日 18:45:40 : nJF6kGWndY

個人的には楽しみではあるが

日本も純粋に経済効率を考えれば本当はリニアなど止めた方が良い


07. 2013年6月14日 20:37:48 : gLTbyBLRQM
残念だが、真っ暗な景色しか見えずほんの数十分の時間だけ早いものに割増の金を払ってまで乗りたいとは思わない。

まだ成田−都心、関空ー大阪駅あたりで計画した方がましか。
いずれにしろバブル価格は願い下げ。


08. 2013年6月14日 21:32:38 : pcuRkEsCkE
 まぁ伸び盛りのときは色々派手にぶち上げるのが好まれる。

09. 2013年6月14日 23:44:48 : 3PJAqRzx3M
>>07

東海道新幹線は廃止されるかも。


10. 2013年6月15日 01:31:29 : YxpFguEt7k
世銀によると、中国政府が経済の再バランスを推進しているため成長がスピードダウンするのだという。…「見通し」は今年の中国の経済成長率を7.7%…
http://j.people.com.cn/94476/8284722.html

スピードダウンして、7.7%もある。
うらやましいですなぁ…

ユーロ圏の経済は引き続き縮小傾向
日本もそうだろうね。


11. 2013年6月15日 01:47:04 : pcuRkEsCkE
 時速1000kmなら飛行機よりエネルギー効率が悪いんじゃないの

12. 2013年6月15日 02:16:25 : 7oSKGju5kA
>>01
思うに一瞬で煎餅だ。
煎餅が出来て、それでもまだ運動エネルギーが有り余るので、
恐らく「こんがり焼きたて」の煎餅になると思う。

13. 2013年6月15日 10:02:22 : jLlz6IhBVE
>>10
日本だって石油ショックで「低成長」になった時にはまだ7%台だったでしょう。
その前が15%位あったから大騒ぎでしたけど。

考えてみれば、バブル直前でも日本は既に「成熟社会」だったわけで、
そこから年率10%以上の成長を続けたら爆発してしまいますよ。

それにしても、ほんの30〜40年前のことさえ忘却のかなたというのは
匿名掲示板とはいえ「論客」としては悲しいですよ。

まあ、リニアに金をかけるより既存インフラの維持管理をどうするかが
日本を初めとした先進国の喫緊の課題なんですけどねえ。
三歩歩いて忘れないで欲しいなあ。


14. 2013年6月15日 10:21:58 : FbGdHh0gUE
中国の新幹線は普通走行で鉄橋から墜落してし恥さらしに
なったばかりなのに、今度は時速千キロで走ったら、停止
できずに黄海辺りに墜落沈没するのではないのか・・・。
大丈夫かね?

15. 2013年6月15日 11:18:57 : EjR2VuHhuo
15派手な構想ぶち上げて注目されて「予算もっとよこせ!わかったか!」
どこの国でも役人の考えることは一緒だよ。
長くかかればかかるほど予算ももらえる。
前の鉄道部は不敗がひどいと言うので解体民営化。
鉄道部部長は巨額賄賂で起訴。

16. 2013年6月15日 17:17:46 : kE77HWnhac
高速移動を必要とする時代は、30年前に終わったんじゃないのか?
リニアなんて昔の大艦巨砲主義そのものだよ。ウドの大木。木偶の坊だ。

地方だけで、やっていける国作りをすれば、リニアなんて要らないだろうよ。少しは頭を使ったらどうなんだ?
昔の大艦巨砲主義そのものじゃないか。
時代遅れのぼけ老人が、国を動かしているからこんなことになるんだろうな。

地方を活性化させて、独立採算で生き残れるようにするのが、政治だと思うがな。
地方分権、地方分権と言いながら、東京と大阪だけを大きくするためのリニア新幹線なんて意味がないよ。地方分権が何一つ進んでない。

石原慎太郎と、橋下徹のような輩のために、わざわざリニア新幹線を作る必要も無かろう。


17. 2013年6月15日 20:45:46 : MtzoGiWr22
リニアができた頃には生きていない。

18. 2013年6月18日 01:59:31 : BRDcUt255k
日本のメディアは何をしているのか?

リニア計画に提灯を持って煽るだけ?


19. 2013年6月25日 09:56:32 : JjNtNbJEr2
リニアについて阿修羅掲示板でもたまに取り上げられるが、路線の殆どを峻険な中部山岳地方をトンネルで貫くことから、膨大な建設残土が発生する。それだけではない。いかに事前調査を行なっていても、建設途中で予想されなかったアクシデントも起きる。上越新幹線が建設中の際に、大清水トンネルで湧き水が噴出して建設が何度も中断したことがあった。当方は国鉄一家の生き残りだが、何でここまでしてトンネルを掘り続けなくてはならないのか大いに疑問であった。

全国の整備新幹線の路線を決めたのは、「列島改造」を主張していた田中角栄であった。彼の土建政治により、日本各地に整備新幹線、高速道路、ダム、原発がつくられた。どれもゼネコンが大喜びする政策であった。このための費用を捻出するために建設国債を連発。この結果が国鉄の破産であり、先進国最悪の財政赤字であった。

土建政治屋は整備新幹線建設による鉄道債務の増加が原因となって国鉄が潰れても、次の手を考えていた。分割解体した後、利益を上げているJR東海に焦点を絞り、リニアをつくらせると言うものである。JR東海は東海道新幹線の修繕工事を行なっているが、高度成長時代に突貫工事で建設された構造の弱さから抜本的な強化は難しい。それに代わるドル箱が欲しい。リニアを建設することは、国鉄が分割解体されてJR東海が設立された1987年当時から、同社の経営陣が表明していた。

建設費はJR東海が国に頼らずに、自分で調達する。ここがミソだ。整備新幹線の建設で崩壊した国鉄の二の舞を避けることが肝要であった。しかし、巨大プロジェクトの建設費は、当初の予想を覆して膨張するのが通例である。諸外国の高速鉄道と異なり、長大トンネルの建設から避けて通れない日本の地理的条件を考えると、最初から無理があることは明白だ。

当方はニュージーランドで暮らしていた経験があるが、日本と同じ山岳国だ。人口が少ないので日本と比較にならないが、遠くに行くのは旅客機だった。鉄道インフラは建設当初と変わっておらず、高速輸送は不可能。最初から飛行機を選択している。日本では輸送量が少なすぎて話にならないが。でも日本国内でも、東海道新幹線が開通するまでは、東京・羽田空港と名古屋・小牧空港との間に旅客機が飛んでいたのである。

国鉄の分割解体で、旅客会社であるJR北海道が所有している青函トンネル。ここの通過列車は半分以上が貨物列車だ。旅客は、やはり飛行機を選んでいる。リニア建設も土建政治屋とJR東海の都合によるものなので、需要という面では弱いだろう。それにフクイチ事故の今後の状況によって首都圏が立ち入り禁止になることも予想されることから、建設途上で放棄されることもありうる。


20. 2014年1月06日 12:46:34 : HDwovAiKsc
>>19さん

 大変に参考になるコメントでした。感謝します。
 当方もリニア中央新幹線には、安全性・建設費・環境破壊・利便性の向上度等々の観点から大いなる疑問を感じていました。ただ、東海道新幹線の老朽化と東海地震など巨大地震を考えると何らかの抜本対策は必要と考えていました。あなたのコメントから、その対策の一つとして航空機の利用が解答の一つということがわかりました。ただ、なぜそれが採用されないかということですが、鉄道建設が膨大な建設需要を齎し経済政策となるというからくりがあったということですね。また、JR東海が自費で賄うといっているようですが、鉄道運賃もどうも電力料金と同じように総括原価方式に似た仕組みで決定されるよう(これは単なる勘ですがJRは数々の子会社を持ち、関東ではあちらこちらで年がら年中鉄道施設・駅舎や軌道の工事をしていることからの推論です)で、どうもJR東海は建設後の収支の見込みを甘々に予想しているのではないでしょうか?また、土建・建設業などからの支持も大きいものがあると思うので自費建設で始めてしまって、あとは政治力を頼りに税金頼みなんてことも企んでいるように思えてなりません。
 でも日本では走り出してしまうと何事も止まらないということが多いので、リニア新線も着工されてしまうのでしょうね。(まとまりませんが感想です)


21. NEWS太郎 2014年9月27日 09:07:07 : GYyuVQgi3QEJg : yPvZpSKZnM
日本も、十数年前にその真空のパイプの新幹線の開発に取り組んでたけど、ミニチュアの模型作ってネズミ乗せて走らせてら、即死してたな、、、笑
あれはリニアではなかったかな?どっちみちかなりのGがかかるし、実現はきびしいやろな。

22. 2015年2月20日 01:58:52 : jjh8bLFaZw

六道輪廻サバイバル日記

韓国「亜真空トンネル内を走行する、時速700キロの超高速列車を作る」
2011-10-27
テーマ:Science・Engineering

時速700キロの「超高速列車」登場なるか
http://ameblo.jp/souldenight/entry-11060511215.html

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カレイドスコープ
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-date-201003.html

地下に延びる時速14000マイルの超高速シャトル・チューブ。ニューヨークからロサンゼルスまで、わずか21分!
http://www.abovetopsecret.com/forum/thread344006/pg1

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ROOT アーバントランスポート

東京近郊の各都市と空港を地下で結ぶ超高速貨物輸送シャトル・・・・
http://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/newsnavi/volumes/contest/evc11jp_01.pdf

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