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1ドル90円見えてきた 止まらない“異次元円高”
http://gendai.net/articles/view/syakai/142810
2013年6月8日 日刊ゲンダイ
去年11月の水準79〜80円まで逆戻りもある
株価の“異次元暴落”の次は“異次元円高”だ。
7日の東京外国為替市場で円は一時1ドル=95円まで急騰。黒田バズーカ砲が放たれた4月4日の相場に戻ってしまった。NY市場の円高を受けてのものだったが、NYで99円台から一気に96円台まで円が買われた時間は日本の深夜だったため、「『7日の株式市場は大荒れになるぞ』と電話でたたき起こされた」(証券アナリスト)という大パニックだった。NY市場ではその後、一時、94円まで円高が進んだ。
「米国での早期の金融緩和縮小と欧州での追加緩和の期待が遠のいたことが原因」などと説明されているが、ハッキリしているのは、これまでの円安の流れが終了したということだ。
「去年11月以降、いわゆる“安倍トレード”が半年間続きました。途中から材料は何もないのに、円安だから株高、株高だから円安という相場になりました。実体経済の好転を伴わない株高を、政府・日銀は『2年後には実体が伴う』と説明してきた。しかし、マーケットはその期待を持てず、2年後が待てなくなり、株高が止まった。そうなると今度は株安だから円高、円高だから株安の巻き戻しです。逆回転のスピードは速い。この間、去年11月中旬の1ドル=79円74銭から103円74銭まで24円も円安が進んだ。今度はその半分の12円の巻き戻しとなる91円74銭がひとつのポイントになるでしょう」(三井住友銀行チーフストラテジスト・宇野大介氏)
「本来ならもっと早く円高になっていてもおかしくなかった」と言うのは第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏だ。この1カ月、特殊なドル高要因があったことが、急激な円安を押しとどめていたとこう続ける。
「豪ドルなど資源国の新興国通貨が安くなっていたのです。リスク回避でドルが買われ、円安になっていた。でき過ぎのドル高に修正がかかれば、円高圧力になります。95円がいいところだと思いますが、あまりに動きが速すぎます」
マーケットのムードは去年11月への逆戻りだ。7日、公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が株式の運用を増やすと発表した。外国人投資家には株高材料なのにほとんど無関心だった。もはや好材料にも反応しない。
「もし今後の円高ポイントの91円を超えてしまったら? そうなれば、去年11月中旬の80円の基点に戻ることになるでしょう」(宇野氏)
安倍首相はますます眠れない日々を送ることになりそうだ。
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円相場 2か月ぶり一時93円台に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130613/t10015276311000.html
13日の東京外国為替市場は東京株式市場で株価の値下がり幅が一段と拡大したことでリスクを避けようという動きが強まり、ドルが売られ円相場は一時、およそ2か月ぶりに1ドル=93円台後半まで値上がりました。
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為替リアルタイムチャート 10分足
http://fx777.net/min10.html
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