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「異次元緩和」の失敗で更なる格差社会を広げるアベノミクス
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11550431861.html
2013-06-12 09:02:54NEW ! simatyan2のブログ
はっきり言って日銀の黒田総裁の「異次元緩和」と安倍晋三のアベノミクス
は失敗に終わったようです。
テレビでは日銀が新たな政策の導入は見送ると言っていましたが、本当は
「出せる手はすべて打った」と明言していたように、黒田総裁には、もはや
打つ手は何もなくなったからです。
4月以降は政策期待で活気付いているように見えただけで、実際は、
・4月の百貨店の全体売上は対前年同月比0.5%減
・4月の全国スーパーの既存店売上は対前年同月比1.9%減
・4月のコンビニエンスストアの対前年同月比2.6%減
という状態なんですね。
もともとアベノミクなんて言っていても安倍首相自身がよく解らずに唱え
ていたことがよくわかります。
だから
「1人当たりの国民総所得を10年後に150万円増やす」
などと平気でいえるのです。
実際は日本国民や企業が1年間に国内外でもうけた総額を人口で割った
ものですから、本当に年収が増える訳じゃないのに、です。
結局、国に税金として、企業に会社の利益として吸収されるだけです。
一時的に株価が上がり、良くなったように見えたのは高額商品が集中的
に売れたからです。
誰が買ったのか?
一部の高齢者シルバー世代が買っていたからです。
ではなぜ、買えたのか?
それはあぶく銭を手にしたからです。
高齢者世代の多くは退職金などの多くを株や投信の購入に当てています。
つまりアベノミクス期待による昨年末からの株高で、一時的にそうした
シルバー世代の持ち株が上がり、それを売った人の中には、株の儲けなどは
しょせんあぶく銭であることから、好き勝手に普段は買えないような高額品
を購入したため、その売り上げの効果が出ただけなのです。
それを自民党関係者らはマスコミを使って、そうした百貨店高額品部門の
売り上げデータを、これでもか!といわんばかりに大げさに報じたのです。
結局円安で潤ったのは、トヨタやホンダ、パナソニックやキヤノンなど一部の
輸出関連企業、それと企業の大株主である、外資ファンドや大手金融機関、
(もともと富裕な)個人資産家たちだけなのです。
一般の国民の生活にとって株高による資産効果など"蚊帳の外"なのです。
厚生労働省「国民生活基礎調査」によれば、日本国民の平均世帯年収は1994年
の664万円をピークに減少を続け、2010年は538万円と、なんと126万円も減少
しているんですね。
それに年収538万円と言っても平均ですから、6割以上の世帯は538万円以下
なのです。
また300万円以下の世帯は、10年前の27.2%から32.9%に増えています。
ということは3割以上の世帯、つまり3世帯の内1世帯は300万円以下という
年収になります。
さらに「貯蓄ゼロ家庭」は28.6%と過去最高なのです。
だからいつ生活保護受給者にならないとも限らないのです。
これが富裕層を除く日本国民の今の現状だといえます。
格差の波は庶民のスーパーにも押し寄せています。
イオン(ジャスコ)の売り場の奥に、写真のようなVIPルームがあるのを
ご存知でしょうか?
昔はなかったので気がつきませんでしたが少し前から存在していたそうです。
サービスカウンターの奥にある「AEONLOUNGE」と書いてあるドアの向こうに
VIPルームはあります。
http://www.lifeshot.jp/files/photos/1306059992/1370994420_o.jpg
文字通りVIP会員、いわゆる年収数千万円のゴールドカードオーナーズカード
の所有者が出入りできるラウンジなのです。
ドリンクは飲み放題でソファーでゆっくり休める部屋です。
1円でも安い日常品を捜し回り買い漁っている主婦と同じフロアにVIPルームは
あります。
格差社会を完成させたのは小泉・竹中構造改革だったわけですが、その正統な
継承者が安倍政権なのです。
自民党と日本維新の会が推し進めてきたのが競争化社会です。
そして私たちの近未来に待ち受けているのは、富裕層に優しく、貧困層に厳しい
弱肉強食の世界なのです。
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