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【政府が発表しない日本経済の実態】§33-1. アベノミクスがひた隠す日本社会の危機
http://eagle-hit.com/a/33-1.html
イーグルヒット管理者 (2013年6月10日 18:00)
§33.アベノミクスがひた隠す日本社会の危機
〜知られざる貧困化・晩婚化・孤独化の悪夢〜
1.「百貨店高額品」売上好調の真相
株価と円安という数字変動だけで、中身は空っぽのアベノミクス。最近では「アベノミクス不況」「アベノミクス格差」という言葉までが喧伝されるほど、その弊害のため息ばかりが日本中に溢れ始めている。
もちろん、アベノミクス効果がゼロというわけではない。
たとえば、百貨店高額品部門(美術、宝飾、貴金属)の既存店売上は、昨年9月以降8カ月連続の対前年同月比プラスと、好調ぶりを見せている。
ただし・・・である。その数字から消費拡大、景気回復というポジティブな印象を抱くのは極めて安直であり、危険だ。そこには空虚で根っこのないアベノミクスならではの見掛け倒しの「理由」があるからだ。
消費問題に詳しい知人の経営評論家は言う。
「高額商品が売れているのは、高齢のシルバー世代が買っているからです。なぜ、買うのか?あぶく銭を手にしたから。それだけです。高齢者世代の多くは退職金などの多くを株や投信の購入に当てています。
アベノミクス期待による昨年末からの株高で、一時的にそうしたシルバー世代の持ち株が上がり、それを売った人の中には、株の儲けなどはしょせんあぶく銭である、と。ならば好き勝手に普段は買えないような高額品の購入に当てている。百貨店高額品部門の売り上げはその効果が出ただけです」
何のことはない。百貨店高額品部門(美術、宝飾、貴金属)の既存店売上の好調は、あぶく銭を手にした年寄りの一時の道楽が反映された数字でしかないのだ。
大半の日本国民は貧困そのものどころか、そうした迷惑な「勘違い」景気動向データでの便乗値上げを企む小売店らの値上げラッシュによって、「アベノミクス不況」での生活苦に喘いでいるのが実情なのだ。
実際、4月の百貨店の全体売上はというと、対前年同月比0.5%減。4カ月ぶりにマイナスへと逆戻りしている。一時的な株高でのあぶく銭長者以外は、百貨店で買い物なんていう気分ではないのが実際のところなのである。
先の経営評論家は言う。
「おそらく自民党関係者らは、そうした百貨店高額品部門の売り上げデータを、これでもか!といわんばかりに大げさに報じ、アベノミクス効果を高らかに謳いあげるでしょう。来月の参議院選挙を前に、国民はそうしたまやかしには断固として騙されない、というしっかりとした真の情報に目を向けなければなりません。そうしなければ、参議院選挙で自民党が大勝した後に待ち受けるのは、小泉政権以来の大格差社会の到来です」
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