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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MNSGTE6S972G01.html
6月3日(ブルームバーグ):ヘッジファンドによる金相場上昇を見込む買い越しが過去約2カ月で最大の増加率を示した。1−3月(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値が速報値から下方修正され、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気刺激のペースを維持するとの観測が高まった。
米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドなど投機家による金の先物とオプション の買い越しは5月28日終了週に35%増の4万8096枚となり、3月19日以降で最大の増加率を示した。前週に過去最高水準に達した売りポジションが減少したことが主因。米国で取引される商品18銘柄の買い越し は、トウモロコシと天然ガスを中心に増加し13%増の65万2708枚と、9週間ぶりの高水準となった。
パーマネント・ポートフォリオ・ファミリー・オブ・ファンズ(サンフランシスコ)で約140億ドル相当の資産運用に携わるマイケル・クジオ氏は「金は、不透明感や経済的混乱の可能性に対するポートフォリオの保険として引き続き有効だ」と指摘。「大量の資金供給は続いており、インフレは現時点では脅威ではないが、いずれかの時点で脅威となる可能性がないわけではない」と述べた。
◆5月の米雇用統計、大きく上振れなら金利高騰の恐れも・・FRBの「非常口の明かり」に殺到する債券?
http://jp.reuters.com/article/jpeconomy/idJPTYE95200720130603?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0
[ワシントン2日ロイター]今週のグローバル経済は、7日に発表される5月の米雇用統計に注目が集まる。米雇用統計の非農業雇用者数が大幅に増加したとすれば、この上なく良いニュースなのかといえば、恐らくはそうではないだろう。
米連邦準備理事会(FRB)は過去5年間にわたって経済を健全な姿に戻す上でのあらゆる障害を取り除く努力を続けた。政策金利を引き下げるとともに、非常に大量の国債を購入したため、今や米国債残高に対する保有比率は15%程度に達している。また例えば5月で見ると、FRBが購入した米国債の450億ドルという規模は、政府の月間発行の3分の1を超えた。
そこに潜む問題は、FRBが国債市場であまりに支配的なプレーヤーとなってしまったことで、金融政策をわずかばかり引き締め方向に舵を切っただけでも、金利が高騰して景気回復に水を差しかねないという点にある。
実際、FRBはこれまであまりにも長い間、米国債市場の基調を定めてきたため、多くの市場参加者が金利は低水準で推移し続けるとの見方で足並みをそろえてしまった。
★こうした中で5月の雇用者数が際立って増加した場合、一部のアナリストは、債券投資家がFRBは早期に資産買い入れ縮小に動くと見越して金利を急激に押し上げるだろうと懸念している。
TDセキュリティーズ(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、リチャード・ギルフーリー氏は「明かりが消える時はいつでも、だれもが同時に出口へ殺到するものだ」と話す。
米10年国債利回りは既に過去1週間で、1年ぶりの高水準まで跳ね上がってきた。
利回り上昇は、前回の雇用統計で過去半年の雇用加速が示されたことや、バーナンキ議長を含む複数のFRB当局者から、近く資産買い入れを縮小する可能性が示唆されたことを受けた動きだ。 .
ロイター調査では、5月の雇用者数は前月比16万人増の見込み。ギルフーリー氏は、実際の数字がこれを大きく上回れば、FRBによる早期の資産買い入れ縮小の観測が強まり、金利が急激に上がる恐れがあるとみている。
金利の急上昇は企業や家計への信用供与を滞らせるリスクがある。その上、もし5年間の超低金利局面が一部の資産クラスにあまりに大量の資金を流れ込ませていたとすれば、資本の急速な逆流が起きてバブルをはじけさせ、経済に大きな問題を招きかねない。
経済協力開発機構(OECD)は先週、こうした心配を引き合いに出して、米長期金利が2%上がれば、米国の経済成長率を1年間で少なくとも1.5%ポイント押し下げる可能性があると警告した。
米経済は力強さが出てきているとはいえ、今年の成長率見通しは2%程度という予想が大勢であり、金利高騰は手痛い逆風をもたらす懸念がある。
そうした痛みは、米国の主要貿易相手であり、現在は輸出に頼って経済の低迷を抜け出そうとしている欧州にも波及するだろう。
6日には欧州中央銀行(ECB)が月例理事会を開く。ロイター調査によると、政策金利は0.5%に据え置かれそうだ。
一方で当然のことながら、最近の米国の金利上昇について、たとえ今週の雇用統計を受けてさらに上がったとしても、経済にとって悪材料になると考えない市場関係者もいる。
ナティクシス(ニューヨーク)のエコノミスト、エバリスト・ルフューブル氏は、債券市場が金利上昇によって先走りしつつあるとの不安は、経済が中央銀行の支援に依存した形から自力で立つ姿へ正常に移行する局面の一部なのかもしれないとの見方をしている。
同氏によると、米経済が財政の緊縮度合いが強まる中で底堅さを見せていることは、金利が実際に上がるべきだという兆しだ。また、5月の雇用者数が大幅に増えれば、それはFRBが間もなく金融緩和のアクセルから足を離し始める、と投資家が予想するのが適切だというしるしだという。
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