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株式日記と経済展望
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タイミングさえ間違わなければ、金融相場から業績相場へと移って行く事
になるのですから、そのショックをも利用して行けば良いだけです。
2013年6月1日 土曜日
◆雷雨を乗り切れ! 5月31日 S氏の相場観
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おはようございます。
昨夜のNYはダウは0.14%の小幅反発でしたが、SP500は0.37、NASDAQは0.69%とまずまずの反発でありました。
米の景気が回復してきている事に対し、世界中で米の金融政策が出口に向かうのではないかとの懸念が大きくなっているのですが、昨夜は新規失業保険申請件数が増加したことにより、この懸念がやや後退しての反発と言えそうです。
非常に微妙な話なのですが、米は長引く景気後退局面で就職自体を諦めてしまっていた人たちが沢山居りますので、彼らが就職活動を再開すれば、それだけも失業率は上がる事になるのです。
ですから、そういう意味では景気が回復して来ても、そう簡単に出口には迎えないと言う事になると思いますし、近々に出口論を拡大させる必要もないだろうと思うところではあります。
ただ、景気回復に伴った出口政策は当然であり、目先は株価にショックを与えるとしても、実は喜ばしい事であるのです。
問題は、そのタイミングでありますが、それはかなり慎重に図られると見て良いでしょう。
タイミングさえ間違わなければ、その時はショックが起こったとしても、金融相場から業績相場へと移って行く事になるのですから、そのショックをも利用して行けば良いだけです。
まあ、このショックを警戒してこんなにもおどおどした相場になっているのかもしれませんけどね。
(中略)
さて、相場の方ですが、CME日経平均先物はいくらか反発しておりますが、これだけ急激に下げた日経平均でありますから、そう簡単に収束はしないと考えた方が無難でしょう。
ここまで下げたのだからそろそろ信用で買っても良いだろうか?との質問も受けているのですが、答えはNOです。
昨日はこの相場を梅雨に例えましたが、梅雨の終わりに良く表れる現象を思い出してください。
梅雨の終わりと言うものは、よく雷と豪雨がありますよね?
相場も同じで、調整の最後に酷い下げが出てくる事が多いのです。
それこそ、この世の終わりのような投げが出て、誰もが相場は終わったと錯覚するような場面が出て、初めて反発に至るのです。
そして、この局面こそが最大の買いチャンスであるのです!
毎回こうなる訳ではございませんが、今の局面で信用を使ってしまいますと、この局面で出動が出来なくなるどころか、売らされる結果になりますので、下げているからと言って安易な信用利用は自滅の道です。
基本的に、信用と言うのは、タンス預金はあるが、証券会社には入れたくない状態であるとか、いざとなったら手当てできる人が利用するものであり、お金がない人が利用してもそう簡単には勝てないのが実情です。
よほど実力があれば、信用を使って資産を増大させることも可能でありますが、少なくとも投資情報を探してネットサーフィンしているレベルでは無理です。
それでも賭けてみたいのだ!と言われれば、それはまあ止めやしませんが、少なくともここは勝負ポイントではありません。
まあ、良いところまで来ているのは事実ですし、狙いすぎても結局入れずに反発と言う事もあるのですが、信用を利用して利益を求めるのであれば、この位慎重に狙うべきであります。
そして、それでも確実性はないのですから、いざ投げが出て、ここだ!と思っても、それは全てを無くす覚悟での出陣となります。
信用の利用は、常に背水の陣であり、武運なければ討死であると言う事を肝に銘じて欲しいと願っております。
ただ、あくまでも日計りを狙うだとかであれば、それ程リスクは大きくありませんので、仕込みと言う事ではなく、あくまでも戦うツールとして割り切って利用すると言う事であれば、それはまあそれでもいいかと思うところではあります。
とにかく、使い方は絶対に間違って欲しくありませんが、間違わなければ有意義な取引が出来ると言う事にもなるでしょう。(後略)
(私のコメント)
「株式日記」のコメント欄を見る限りにおいては、実際に株式をやっている人は少ないようですが、株が大きく動けばそれに対する解説もしなければなりません。しかし株の相場師から不動産業に転進してから現在では一株も持っていない。「休むも相場」であり2000年前後のITバブルを最後に株から手を引いた。
しかし株式投資の経験をブログを通じて若い人たちに生かしていただきたいと思っています。特に無職で引き篭もりになっている人にとっても、株式トレーダーと言う仕事は才能さえあれば家に引きこもりになっていても出来る仕事であり、パソコンを自在に操れば株式の動きを十分につかむ事ができる。
先日もシャープの株を300円で1万株買って600円台で売れば300万円の利益を手にして、暴落している株式相場を「もっと下がれ」と冷静に見ていられる。暴落する二日前に「売れ」と書いたのだから私の天才的な直観力を信じて欲しいものだ。S氏も「そもそもこの暴落の前に私がレポートしていたのは、利益確定を進めて行くべき事」と書いていた。
シャープについては、142円から300円に倍増していましたが、まだ倒産の危機は去っていなかった。株式と言うのは大底でドンと買って二倍に値上がりしたら半分売るのが定石であり、「繋ぎ売り」がプロのやり方だ。つまり信用で現物株を担保に「売る」わけですが、狙い通り株が下げれば「売り」で稼ぐことができて、予想に反して株が上がれば現物を渡して清算すればいい。そして残りの現物株の値上がり益が得られる。
シャープは142円→300円→600円と倍倍ゲームをして8倍化しましたが、このように数ヶ月間に8倍になるような株はめったにあるものではない。ちょうど安倍政権が誕生して日銀も黒田総裁に交代して金融政策が180度変わったのだから、株式相場はこれで終わったのではなく、株式投資の定石としては二番底を買うのが株で儲ける定石だ。
二番底がどの辺になるかはまだ分かりませんが、株価が大きく値下がりをしてS氏も、「それこそ、この世の終わりのような投げが出て、誰もが相場は終わったと錯覚するような場面が出て、初めて反発に至るのです。そして、この局面こそが最大の買いチャンスであるのです!」という事です。
だから買い場を探すのは比較的期間も長いし分かりやすいのですが、売り場は売り方が全面敗北して投げたときを待たなければなりません。シャープは空売りが大量に溜まっていたから踏み上げられて8倍化しましたが、踏み上げが終わればしばらくは相場も低迷する。株式相場は金融相場からやがては業績相場に変わっていきますが、シャープもリストラと円安効果で業績に反映されるようになる。
先日の大暴落も、国債や債権から株式に流れる観測から金利が1%を超えましたが、金利が上がれば過剰債務を抱えた企業が悲鳴を上げて不況観測が出てくる。国債を大量に抱えた金融機関も国債の評価損が出てきてダメージを加えて、実質的な金融の引き締めと株価の下落で、国債の金利が低下する。
今回の不況は一発で治るものではなく、FRBのように何年でもかかる大仕事だ。日本の政府日銀は少し景気が良くなると直ぐに財政再建路線に切り替えて景気の芽を潰して来た。欧米も自国の事は棚に上げて日本に財政再建を要求してくる。しかしアメリカなどは財政再建など上の空であり、貿易収支も大赤字でも放置したままだ。基軸通貨はドルをジャンジャン刷っても、アメリカにとってはドルがアメリカの最大の輸出商品なのだ。
日本は自主防衛も核武装も無いから円が基軸通貨になれない。このように円の為替相場と自主防衛と核武装は結びついている。だからアメリカは日本の自主防衛と核武装を認めないのだ。
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