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http://uskeizai.com/article/267041611.html
学生、自動車、クレジットカードローン残高
NY連銀によると、2011年末の学生ローンの総額は8670億ドルとなり、今となっては自動車ローン(7340億ドル)やクレジットカードローン(7040億ドル)を上回ります。
2008年のリーマンショック以降、失業者の増加により教育需要が増加し、学生ローンが増加しました。
現在、約200万人の学生ローン保有者は60歳以上、850億ドルが滞納しているという。また、 米消費者金融保護局によれば、今年の3月で学生ローンは1兆ドルに達したとされています。(Bloomberg)
先日の記事に書いたとおり、アメリカの学生ローンは破産からも債務免除されないため、一生支払い義務が生じます。
2006年6月、大学生だったブリスキーさんは転落事故で死亡しました。 クレジットカードなど債務はすべて免除されましたが、KeyBankから融資をうけた3万ドルの学生ローンだけは免除されず保証人である親に未だに請求されているそうです。学校すら卒業できず亡くなりましたが、債権者であるKeyBankは学生が亡くなったとしても支払い責任が親にはあるとして請求を続けているそうです(Business Insider)
いまやクレジットカードよりも学生ローンが上回る時代ですが、この免除されないアメリカ人が一生学生ローンの返済義務に苦しめられる人が多数出てくると思われます。
ゴールドマンサックスも下記3点で学生ローンバブルの影響がでると指摘しています。
・貯蓄が失われる
・若い消費者や住宅購入者の重荷となる。
・融資の厳格化による貸し渋りリスクが増大する
政府の財政難によって急騰する大学の費用に、多額の債務を抱えて学生は卒業します。
社会にでて稼ごうと意気込む学生に対して、2人に1人しか仕事がない社会の現実にぶち当たります。
ろくな仕事がなく、永久的に多額の債務を抱え込むアメリカの学生。大学生には厳しい仕打ちが待っている。
■大学卒業は『借金地獄』への道 学生ローンが返せないアメリカ人
http://uskeizai.com/
春といえば『卒業』のシーズンだ。
この春、約200万人ものアメリカの大学卒業生が『夢と希望』に満ち溢れながら
3万5000ドル(350万円)の借金を抱えて卒業しました。
現在、3800万人を超えるアメリカ人は1.1兆ドル(110兆円)そして、そのうち11%の学生ローンは90日以上を越える長期延滞ローンとなっています。
長期延滞ローン率は2003年の6%だったのが今では過去最悪の返済状況となっています。
大学で勉強しても働き場所がない。
大学を卒業すれば、中流階級への仲間入りと考えられていましたが、現在の厳しい経済環境では単に借金地獄への道かもしれない。
なぜなら、アメリカの学生ローンは破産からも債務免除されません。
何回も何回も破産しても学生ローンだけは残るのです。
今の大学生は借金地獄リスクを抱えながら
夢と希望に満ち溢れ卒業していくのです。
■アメリカの大学卒業生 2人に1人が仕事なし
http://uskeizai.com/article/266278443.html
厳しい状況が続く雇用環境ですが、将来の夢、生活のために大学で勉強した学生にとって厳しい現実が待ち構えている。
CNBCによると、2012年 の大学卒業者の2人に1人は仕事がない、パートターム労働となっています。
大学卒業の若者でも、レストランのウェイター、バーテンダー、小売店のレジ従業員など低賃金労働が増えている。
大学を卒業すれば高い給料の職業につけますが、実際には誰でも高所得な職業を得られるとは限りません。
リーマンショック後、溢れた失業者が学校に通いスキルを身につけようと、学生ローンの融資増加しました。
しかし、せっかく教育に自己投資したとしても大学卒業したとしても、仕事がなければ意味がないです。学生ローン怖いところは、個人破産してもローンの返済義務は残ることです。
自分の可能性や夢を追い求めるにしても、今は大学へ行くリスクを考えなければなりません。大学へ行く前に自分のやりたいことが分からなければ、進学するよりも仕事をしながら考える時間を取ることが重要かもしれません。
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