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2013/5/30 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
日銀の黒田総裁が弱気発言を繰り返している。
きのう(29日)、日本橋の本店で開かれた国際金融会議では、「世界経済は、国際的な金融危機の影響から抜け出せずにいる」と言っていた。景気に水を差すような後ろ向き発言だ。
今月22日の金融政策決定会合後の会見も逃げの一手だった。「(長期金利は)すべてコントロールできるものではない」と弱音を吐いた。国債の暴落危機にどう対処するか問われると、「消費税引き上げを含む財政健全化が進められることが必要だと思う」と政府に責任を押し付ける始末だった。
今ごろになって、就任後初の政策決定会合(4月4日)では全員一致で異次元緩和を支持した審議委員の足並みが乱れていることも分かった。27日に公開された4月26日の金融政策決定会合の議事要旨によると、委員の中から「2年で物価上昇率2%達成は難しい」「見通しが下ぶれした場合、日銀の金融政策への信認を毀損するおそれが大きい」という声が出たという。
4月4日の会見で「戦力の逐次投入はしない」「必要な施策をすべて講じた」と得意げに話していたが、黒田総裁には、もはや打つ手がない。だから弱気の発言となり、それが株価の下落につながる。市場も黒田日銀の足元を見始めている。
「黒田総裁には余計な発言をするなと言いたい。26日の金融学会では『長期金利が1〜3%上昇しても金融システムが不安定化する懸念は大きくない』などと言っていた。政策を正当化するための言い訳ですが、こういう発言が市場に影響を与えるのです。日銀が金利上昇を容認していると受け取られ、国債暴落の引き金になりかねません」(経済アナリスト・菊池英博氏)
しかし、黒田をよく知る財務省関係者によると、「黒田さんは自分が誰より頭がいいと思っていて、絶対に失敗を認めないタイプ」だという。
プライドの高さが邪魔して自分の非を認められず、言い訳と責任転嫁に終始……。なんだか、どこぞのタレント市長みたいになってきた。
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