http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/117.html
Tweet |
http://mamechoja.blog22.fc2.com/
ハンター・ルイス、「マルクスは正しかった?」
あまりしばしばではないが、時たま、彼は、重要なことを思いつく。
たとえば、彼は、共産党宣言の中で、こう言った。
「その商品たちの安い価格は、[利益システムが]すべての国々に、
逆らえば絶滅だと[利益]生産様式の採用を強いる重砲である。」
オバマ大統領が、この一節を見落としたことは、明らかである。
彼は、ミット・ロムニーとの討論において、
政府は、利益を上げる必要がないので、より安く保健サービスを提供できると主張したのだから。
真実は、マルクスですら理解していたように、
利益を探し求めることが、価格を押し下げるのだ。
ケインズが正しかった数少ないことの一つが、「マルクス却下」だった。
彼は、自分の生徒マイケル・ストレイトに語った。
「マルクス主義は、経済的概念として、
社会信用論(ソーシャル・クレジット)よりも、ひっそう低い。
それは、複雑な、まやかしだ。」〔Skidelsky, vol 2, p 523〕
★奇妙にも、マルクスは、ケインズが生まれる前にすら、
ケインズ主義について、すでに、ほとんど同じことを言っていた。
ケインズ主義に対する彼の軽蔑が可能だったのは、
もちろん、ケインズが言ったことについては、何ら特に新しいものは無かったからだ。
★マルクスが、ケインズ主義のシステムを予期しているような、資本論の一節がある。〔P. 827-29〕
「現代の人々の集団的所有物になる、いわゆる国富の唯一の部分が、彼らの国債である。 それゆえに、・・・国家が深く借金すればするほど、裕福になるという現代の教義。
公債は、資本の信条となる。
そして、国家の借金作りの高まりで、国債に対する信念の欠如は、
聖霊に対する冒涜に取って代わる・・。
魔法使いの杖の一振りのように・・・[公債は]不毛な貨幣に繁殖の力を授け、
それゆえに、それを資本に変える。
・・・[しかし]現代の財政政策は、・・・自動的な進行の萌芽を自らに内包している。
重税は、偶然事ではなく、むしろ、原理なのだ。」
★マルクスとケインズは、三途の川の向こうの、どこか陰鬱な場所で、
お互い向かい合って永久に討論しなければならないというのが、ぴったりの処罰だろう。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。