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金曜日の日経平均先物(6月物)は、ニューヨーク市場で495円安の14,305円で終わっています。
東証の終値は14,612円であり、これより300円以上下がって終わっていますので、週明けは『売り気配』で
始まり、また14,000円台を割り込む動きを見せるかも知れませんし、為替が円高に振れてきており99円台に突入するかも知れず、そうなれば日経平均は更に1000円安を記録する事態に陥るかも知れません。
日経平均は、世界から見て異常な高値となっていたわけであり、買う理由がなくなればあとは売られるだけであり、
これに気づかない個人は最後まで取り残されます。
世界中の機関投資家の中には、『日経平均は用済みであり、あとはヨーロッパ市場をどう料理するか』と述べる専門家もおり、彼らはすでに日本株から「逃げた」連中であり、あと、9兆円以上買い越してきた外人はどれくらい売ってくるかによって相場の位置が変わります。
日本経済が拡大するのなら買うでしょうし、縮小するのであれば売ってきます。
それを象徴するかのような記事が昨日の日経夕刊、今日の日経朝刊に掲載されていました。
【神戸製鋼 神戸の高炉休止へ 生産能力2割削減】
中国・韓国メーカーに対抗できずに設備を事実上廃棄するものですが、この記事の副題を見て唖然としました。
『収益力高め中韓に対抗』
神戸製鋼の生産能力はわずか800万トンであり、月間に直せばフル生産したとしても70万トンです。
中国の3月一ヶ月の生産量は6,629万トンなのです。
神戸製鋼が70万トン、中国が6,629万トンというとてつもない生産量を誇っており、世界から見れば神戸製鋼の生産量はあってもなくても誤差の範囲に入る程度となっているのです。
いまさら一基の高炉を休止したとしても、仮に中国が10%の値下げを打ち出し、それに対抗して韓国が同じく
10%の値下げを打ち出せば、2期連続の赤字になっている神戸製鋼などひとたまりもありません。
今の神戸製鋼をはじめ日本の鉄鋼業界の規模では高炉を休止して収益力が高まるような甘い市場ではなく、もはや日本の鉄鋼業界は存亡が出来ない程になってきており、その他の分野で稼ぐしか道がなお状況になっているのです。
仮に日本を潰そうをして、中国・韓国が手を組み、10%以上の値下げを打ち出し、日本に輸出攻勢をかけてきた場合、日本の鉄鋼メーカーは円安でコストがアップしており値上げを打ち出す位であり、とても太刀打ちできる価格にはなりえません。
日本経済が縮小するとなれば、株を買う理由はありません。
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- Re: 日経平均の”Sell in May”は本物か?本物なら9月まで下落調整する・・日本の経済誌の無知! 墨染 2013/5/27 08:30:52
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