http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/887.html
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http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/2013/1418.html
バーナンキ議会証言は二部構成であった。第一幕の「予定原稿読み上げの場」では「QE(量的緩和)縮小は時期尚早」との台詞にNYダウは150ドル高、米国10年債利回りは1.93%まで下落、ドル円は102円70銭前後まで円高に振れた。そして金価格も1380ドル台から一気に1416ドルまで急騰している。
しかし、第二幕の「議員との質疑応答」になるや、「マクロ経済環境次第だが、次回または次々回のFOMCで(in the next few meetings),資産購入縮小もありうる」と発言。これまで数あるバーナンキ証言を中継で見てきたが、super dove(超ハト派)と言われた同氏があれほど「QE縮小」について具体的且つ詳細に語るシーンは初めてである。第一幕ですっかり「QE継続モード」に入っていた市場にしてみれば、一瞬耳を疑うほどの「変身」であった。NYダウは一転80ドル安まで反落。米国10年債利回りは2.03%まで急反騰。ドル円は一時103円70銭まで円安に振れた。金価格も一時は1354ドルまで急落。
NYダウが前日比100ドル以上上昇後、マイナス圏で引けたのは2009年3月以来の事という。市場の狼狽ぶりがうかがえる事象である。
その間、第三幕もあった。NY時間午後2時に公表された前回のFOMC議事録だ。
多くの参加者(a number of participants)が6月にも資産購入ペース減速を支持、との表現が、第二幕のバーナンキ発言を確認する印象を与えた。但し、米国経済が充分に力強く、且つ持続的な成長を見せること、という条件つきだ。更に、緩和継続論も消えたわけではなく、まだまだ根強い賛成意見が示されている。
バブルを懸念するタカ派と、米国経済の脆弱性を懸念するハト派の間の鮮明な亀裂に、市場はとまどう。
しかし、昨年まではFOMC議事録でも、QE早期終了論はa few (2−3人)或いはseveral(4−5名程度)と表現されていた。それがa number of(多数の)と変化していることは、明らかに流れが「出口戦略」に向かっていることは確かだ。
QE依存症の様相が濃い過剰流動性相場にとって、流動性の点滴が外されることは、考えるだに不安になる要素である。緊急病棟から一般病棟に移ったばかりなのに、いきなり退院と言われたような心境か。米国を取り巻く外部経済環境も欧州・中国経済に不安定要因を抱え、いきなり外気にさらされ、病状がぶり返すリスクも頭をよぎる。
なお、第二幕でバーナンキ氏が、通貨戦争についての意見を求められ、日本についても言及している。これも異例の発言だ。黒田日銀の量的緩和を「我が国に比しGDPが1/3の国が、我が国と同等のマネタリーベース増加に踏み切るわけで大胆な政策だ。結果的に円安を引き起こしているが、デフレ脱却のためであり、BOJ(日銀)の政策を支持する」と言い切った。
バーナンキ氏が議会証言の場で、円安にお墨付きを与えたカタチなので、「FRBには逆らわない」シカゴ通貨投機筋への心理的影響は少なくない。
22日、日本では金融政策決定会合後の記者会見で、黒田日銀総裁の最近の長期金利上昇に対する発言で「歯切れの悪さ」が目立った。そして、同日の米国では、FRBの次の一手を計りかね、市場が揺れた。
市場は中央銀行に聞けとばかりに、オバマよりバーナンキ発言、アベよりクロダ発言が注目される展開だ。
★出口が視野に入り、QEなき世界におののくNY市場と、新たなQEの入り口に立ち、異次元の世界に期待と戸惑いが交錯する東京市場の対比が鮮明である。(豊島逸夫)
◆お化粧買いで何とかプラスで終わらせた日経平均・・日銀と年金基金が買い支え!日米合作ドタバタ茶番でした!
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
何とも賑やかな相場になっていました。
日経平均は買い気配から始まり、一時は500円以上上昇して15000円台を回復していましたが、その後は一転500円安の13981円まで売られるという、今日も1000円を超える大荒れの動きとなっていました。
寄付14731円
高値15007円
安値13981円
終値14612円(+128円)
今日の相場で朝から買った投資家はほぼ全て引かされており(損をするという意味ですが)、中でも【ソニー】の動きは象徴的でした。
《株価の動き》
始値 2213円
高値 2270円
安値 2045円
終値 2148円(−11円)
朝から買い気配となり、54円高の2213円で寄ってから112円高まで買われていましたが、その後は一転113円安まで売られていたからです。
朝、安いと思って、寄り付きの2213円で買った投資家は引け値では2148円まで下がっており、65円損したことになっているのです。
もし寄り付きで100円以上安く始まっていれば、今日の終値はかなり違っていたはずです。
昨日ドカンと落ち、今日小幅続落では相場的に『陰の極』とはならず、今後さらに大きな暴落とならざるを得ません。
またお化粧買いですが、ユニクロをみればわかります。
引け時に買い上げが行われていたからです。
終値
38300円(+200円)
最終売り気配38350円
最終買い気配38050円
50円安の38050円から200円高の38300円まで一気に買い上げたことがこれからわかるのです。
★日銀と年金基金が買い支えたのでしょうが、PKOは必ず失敗しています
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