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2013/5/15 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
兜町が色めき立っている。「5月は40年ぶりの記録がかかっている」(市場関係者)からだ。昨年8月から今年4月まで、月間の株価騰落率は9カ月連続のプラスになった。5月も上昇で終わると10カ月連続となる。これは80年代のバブル期にも達成できなかった記録で、もし達成できれば、実に71〜72年の14カ月連続以来なのである。
◆もう過去の経験則は通じない
「市場を取り巻く環境は70年代とは全く違います。成熟した市場で誰も経験したことのない“異次元相場”が出現するわけで、未体験ゾーンに突入です」(株式評論家の倉多慎之助氏)
正確にいうと5月31日の日経平均終値が1万3860円86銭を上回れば10カ月連続となる。きのう(14日)の終値は1万4758円42銭。1000円近くも高い水準にある。記録達成はほぼ間違いない。
しかし、その先に待っているのはバラ色とは限らない。なにしろ記録のスタート地点となる昨夏に比べ、平均株価は7割近く上がった。上昇スピードが早過ぎるのだ。
株式アナリストの黒岩泰氏は言う。
「急激な株価高騰によって、これまで有効だったいくつかの株価分析の手法が通用しなくなっています。想像を超えたバブル相場に恐怖を感じる市場関係者も出てきたほどです」
これまでの経験則が通じないのだ。そうしたら、債券市場では長期金利が急上昇して、大混乱。その影響で安倍バブル相場を牽引してきた不動産株や金融株の値動きがかなり怪しくなっている。14日も三菱地所や東急不動産、住友不動産販売、Jトラスト、アコムなどが5%以上も下落したのだ。
11カ月連続のかかる6月相場は、過去の株価分析がまるで役に立たない“手探りゾーン”になる。さらに市場は乱高下するだろう。
投資顧問会社エフピーネットの松島修代表が言う。
「売買高の6割を占める外国人投資家の動向が気になります。彼らの多くは“売るタイミング”を決めて日本株を買っています。その時期はいつなのか。おそらく正式に消費税増税の決まる秋口でしょうが、ハッキリしません」
6月は安倍政権が成長戦略を公表する予定だ。「中身次第では外国人投資家が日本株を売り浴びせる」(市場関係者)危険性があるが、「メニューはすでに報道で出尽くした」とみられている。異次元相場の行き着く先は恐怖だ。
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