01. 2013年5月14日 18:38:28
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http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/print/20130514/ecn1305141530004-c.htm 「安倍政権が羨ましい」中央日報 凋落・韓国の本音チラリ「日本が蘇る」 5.14 韓国の景気低迷が深刻化しつつある。通貨ウォン安が是正され、輸出が鈍化しているためだ。北朝鮮よりも安倍晋三政権の「アベノミクス」を警戒する韓国だが、現地紙には『安倍政権がうらやましい』というコラムが掲載され、本音もチラリ。「ウォン安」と「サムスン電子」の“看板”だけで成長してきた韓国経済も曲がり角を迎えている。 ■日銀の異次元緩和に揺れる韓国経済 大阪・泉州沖。関西国際空港には今、連日多くの外国人観光客が降り立つ。一時1ドル=102円にまで急落した円安ドル高効果で、新関西国際空港会社が発表した3月の外国人旅行客は前年同月比37%増の36万5490人と、3月としては平成6年の開港以来、最多を記録した。 空港ターミナルでは、世界各国のさまざまな言語が飛び交うが、その中には靖国神社参拝問題などで関係が冷え込む韓国からの旅行者も見受けられる。 その韓国の大手紙、中央日報(日本語版)に掲載されたコラムが話題を集めている。インターネット上の電子版によると、タイトルは『妄言を繰り返すも安倍政権がうらやましい』。アベノミクスによる日本銀行の異次元緩和は「円高」の流れを一気に「円安」に変え、5月9日には1ドル=100円を突破、13日には約4年7カ月ぶりに102円台前半にまで下落した。 この円安は、2008年以降、ウォン安でサムスン電子、LG電子、現代自動車など輸出産業が隆盛をきわめ、わが世の春を謳歌(おうか)していた韓国経済の状況を一変させた。 そのためか、韓国のメディアはアベノミクスを危険視、警戒する記事を一斉に掲載。国全体が「北朝鮮よりもアベノミクスに戦々恐々」とする中、中央日報のコラムは「安倍政権がうらやましい」と本音をさらけだしただけに、その反響は大きい。 ■「日本が蘇る」「韓国が弱まる」 執筆者はキム・ヨンウク論説委員で、経済専門の記者。コラムはアジア開発銀行研究所の朴在夏(パク・ジェア)副所長の「日本は最近どうか」という質問に対する答えから始まる。 《「以前の日本とは確実に変わった。すべて一度やってみようという雰囲気だ。日本が蘇るようだ」》 この日本評に対し、韓国については真逆の評価を朴副所長の言葉として引用する。 《「韓国は最近どうか」という質問を国内企業の数人の役員にしたところ、全く違う言葉が返ってきた。「意欲が次第に弱まっている」。》 日本が復活しつつあるのは、政府が3本の矢を同時に放ち、4重苦(円高・高関税・高税率・高エネルギー費)をなくすという明確な目標を示し、「それにむけて一斉に動いているためだ」と指摘。半信半疑だった国民も、大胆かつ果敢に政策を実践する安倍政権に対し、「この政府なら経済を再生できるとういう期待が生まれた」とする。その上で、韓国の現状をこう厳しく分析する。 《韓国は逆のようだ。もともとこうした“活気”は私たちのものだった。通貨危機と金融危機を速やかに克服したのはそのためだった。しかし今は違う。国全体が意識を失いかけているようだ》 このコラムが指摘するように、韓国経済は低成長が続き、まさに今、転機を迎えている。 ■利下げもウォン高傾向は変わらず 4月25日に韓国銀行(中央銀行)が発表した1〜3月期のGDP(速報値)の民間消費は前期比0・3%減と5四半期ぶりにマイナスに転落した。さらに日銀が4月に決めた異次元緩和の影響でウォン高円安が進行。ウォン安を背景に世界中で自動車、デジタル家電などのシェアを高めてきた韓国企業だが、ウォン高で価格競争力が低下し、業績は急速に悪化しつつある。 こうした逆風を受け、韓国銀行は5月9日、政策金利を7カ月ぶりに0・25%引き下げて年2・50%にすることを決めた。ただ、関係者の間では「ウォン高が再び2008年頃のようなウォン安にふれることが当面ないだろう」(証券アナリスト)という声が大勢をを占めている。 韓国は財閥系の大企業を優遇し、国全体の経済力を高めてきた。この政策に対し、韓国国民の中には不満がくすぶり続けていたのは事実で、それは韓国最大の企業であるサムスン電子が同国で最も嫌われている企業の1社というところにも表れている。 国全体が上げ潮のときはこうした不満もまだ表面化していなかったが、今回のウォン高等にともなう景気低迷をきっかけに「人々の意欲が落ちている」とコラムは指摘。しかも、今後の目標が不明瞭(めいりょ)なため、失望感が広がっているという。 それだけに、2年後に物価上昇率2%という明確な目標を打ち立て、それにむけて前に進む日本の安倍政権がまぶしくうつり、韓国にとっては「うらやましい」のかもしれない。 ■最後は相変わらずの「上から目線」 《目標を立てるなら鮮明にするべきだ》 《自分たちもよく分からない創造経済は後回しにする。そうしてこそ国民が信頼してついてくる。妄言に妄言を繰り返す安倍政権にも及ばないとは…》 コラムは、お約束ともいうべき日本に対する“上から目線”で締めくくられている。しかし、それでも活気を取り戻しつつある日本がうらやましく、また脅威に映るというのが、今の韓国の本音というのは間違いない。(島田耕) ■関連記事 ⇒アベノミクスに揺れる韓国 垣間見える日本への警戒心 ⇒韓国は「北」より「アベノミクス」が怖い…「円安・ウォン高」で塗炭の苦しみか http://japanese.joins.com/article/600/171600.html?servcode=100§code=120 【コラム】国格と国益の間=韓国 2013年05月14日17時31分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment17hatena0 先週末、大韓民国に広がった尹昶重(ユン・チャンジュン)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)スキャンダルを見ながら、突然「関心の不均衡」という言葉が思い浮かんだ。記者会見場で彼に向けられたカメラのフラッシュの音は首脳会談にも劣らなかった。国格毀損事件であるだけに当然だ。しかし国格ほど重要な他の国家的懸案はどうか。 先月、空軍の劣悪な戦闘機部品実態を取材した当時のことを思い出す。米国に流出する23兆ウォン(約2兆円)を減らそうとすれば部品の一部でも国産化すべきだという空軍の一部の声に共感して取材を始めたが、複雑な気持ちになった。空軍の戦闘機整備担当が「部品は長ければ3年ほど供給されない」と話した時は胸が痛んだ。そんなことがありえるのか。怒りを感じた。部品がなければ飛行機はどうなるのか…。調べてみると、その通りだった。あきれるしかなかった。 こうした戦闘力低下現象を記事にしようとすると、空軍側は「その内容は書かないでほしい」と要請した。空軍関係者は「月を指せば手を見る」という現実のためだと説明した。劣悪な現実を告発しても、戦闘力関連内容を書けば趣旨が歪曲されて、対策議論よりも「空軍は何をしているのか」という非難だけが強まり、魔女狩りが始まるという懸念のためだった。 実際、部品事態の原因は空軍だけに押し付けることはできない。米国の技術独占、韓米同盟など空軍レベルを超える限界のためだ。欧州に購買先を変えることもできない。さまざまな点を考慮し、記者は空軍の要請を受け入れ、問題の一部だけを書くにとどめた。こうした記事が後続対策の一助になればと期待したが、まだその雰囲気はない。なぜこうした問題に社会は冷めているのか。 他の事例もある。使用済み核燃料再処理のためのパイロプロセス法(乾燥式再処理)、ナトリウム冷却高速炉事業もそうだ。この事業を決定すれば、少なくとも数兆ウォンが必要となる。実際、韓国原子力研究院と関連部処の動きを見ると、徐々にその方向へ転換する雰囲気だ。ところがその方向が間違いなら、結果はどうなるのだろうか。 世界はパイロを疑い、主要先進国が兆ウォン単位の資金を使って実験用ナトリウム冷却高速炉を作ったが、冷却剤として使われるナトリウムが絶えず問題を起こし、ほとんど閉鎖する状況に向かっている。なのに韓国は意欲だけで科学技術レベルの挑戦を克服できるのだろうか。一方では子孫に超大型災難を抱かせるという懸念の声が出ているが、響き渡らない。大型原子炉プロジェクトを狙って学界と業界が談合をするという“原発マフィア説”だけが横行している。 セクハラ疑惑にすぐに熱くなる韓国社会が、なぜより大きな危険が潜み、国富が流出する国家的懸案には黙っているのだろうか。一般人が理解し難い問題だからというが、本当の答えは明らかだ。おもしろくないからだ。セクハラ事件のように権力・金・セックスというスキャンダル要素を持つ興味深さがないからだ。面白さと意味の間の戦いで意味が勝つ勝率は0%に近い。 しかしセクハラ疑惑や芸能人スキャンダルに対する情熱の一部でも、戦闘機部品や原子力協定のような重い政策問題に向けるべきではないだろうか。 興味深いものに対する大衆的な傾きを恨んでばかりいられない。常に悩んで生きていくことはできないからだ。韓国社会がおもしろくないことにこのように冷淡であり続ける場合、「政策市場」の歪曲は避けられない。おもしろさ・興味深さに傾く間、何かが膿んではじければ、後に他人のせいにしたり、魔女狩りという方向に向かうしかない。国家レベルが低くなるのだ。うるさく聞こえるかもしれないが、尹昶重スキャンダルに傾ける関心の1%でも、おもしろくはないが意味のある政策問題に向けてほしい。国益のためにも国格のためにも必要だからだ。(中央SUNDAY第322号) 日本に取られた原発受注…韓国のみすぼらしい金融競争力が原因(1) 2013年05月14日10時52分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment95hatena0 今月初めに安倍晋三首相はトルコのエルドアン首相との首脳会談で原子力発電所建設事業契約に署名した。韓国が3年余りにわたり力を入れてきた220億ドル規模のトルコの原発事業権が日本に渡る瞬間だった。2010年6月に韓国は原発事業協力覚書を締結し日本との競争で一歩リードした。だが、金融競争力が足を引っ張った。4基の原発を作るには70%ほどをプロジェクトファイナンスで調達しなければならないが、韓国の金融会社は資本力と経験が不足していた。調達金利も韓国は日本より1〜2%高い水準を提示した。ソウルファイナンシャルフォーラムのキム・ギファン会長は、「韓国の金融産業が製造業に比べ後れており、自らの役割をできずにいる。新成長動力と雇用を作る創造経済を実現するためには韓国金融の体質改善が必要だ」と話す。
産業の動脈となる金融は付加価値と雇用創出効果が大きい産業だ。しかし韓国の現状はみすぼらしいことこの上ない。世界経済フォーラムによれば韓国の金融競争力は144カ国で71位、順位が低いほど政府規制が多いことを示す自律性は114位にすぎない。韓国の国家競争力19位をはるかに下回る水準だ。世界10位圏の経済規模に、サムスン電子・現代自動車などグローバル代表企業が大挙布陣した韓国で、金融会社トップの新韓金融グループの世界ランキングは51位(ザ・バンカー誌選定グローバル金融ブランド500)にとどまっている。韓国ドイツ銀行グループのキム・スリョン会長は、「海外買収合併やプロジェクトファイナンスなど韓国企業のグローバル金融サービス需要すら満たせずにいる」と指摘した。 これは自ら招いた結果という指摘が多い。製造業が海外進出を通じ外貨獲得に出る時に金融会社は簡単な国内営業にだけ力を注いだということだ。金融監督院が13日に明らかにしたところによると、昨年韓国の銀行が預金と貸し出し利子の格差で稼いだ金額は全利益の90%で、前年の82.1%より高まった。長期的成長動力を求めるよりは寡占的地位を利用した預貸マージン収益に重点を置いているという話だ。 一部金融会社は海外に目を向けているが、まだ「井の中の蛙」水準だ。韓国系銀行海外店舗の当期純利益は銀行全体の当期純利益の約7%にすぎない。日本の主要銀行の26%(2011年基準)にはるかに及ばない。銀行を除く他の金融会社は最初から赤字だ。海外店舗資産が総資産に占める割合も昨年上半期基準で銀行が3.9%、証券会社が0.8%、生保が0.1%、損保が1.2%にすぎない。 日本に取られた原発受注…韓国のみすぼらしい金融競争力が原因(2) そうするうちに最近の内需沈滞期に収益性は悪化の一途をたどっている。韓国の証券会社61社の2012年度上半期純利益は6745億ウォンで前年の同期の1兆2404億ウォンの半分になった。韓国系銀行の第1四半期当期純利益も1兆8000億ウォンで前年同期の3兆3000億ウォンの半分に縮小した。内需依存度が高い保険・カード業界も低金利・低成長に苦しんでいるのは同じだ。金融研究院のイ・ビョンユン副院長は、「韓国の金融会社の収益創出能力は下がり続けておりさらに問題だ。海外市場進出を通じた新たな収益源確保、高齢化進行にともなう年金市場での能力強化などが必要だ」と助言した。
金融競争力低下には競争国に比べ多くの規制と政界の“外圧”も一役買っている。韓国マッコーリー証券のグレゴリー代表は、「外国人投資家は北朝鮮の核リスクに対しては特に心配していない。むしろローンスター問題などのように各種資本規制と参入障壁を韓国のディスカウント要因とみている」と強調した。 先月開かれた「韓国の未来と金融改革セミナー」で内外の金融専門家らは、韓国経済が直面した問題として成長鈍化、失業率上昇、分配構造悪化、外部衝撃に対する脆弱性の4種類を挙げた。そしてこれを解決するためには金融産業の競争力強化が至急だと口をそろえた。彼らは金融改革課題として、金融産業発展を通した高付加価値雇用の創出、高齢化商品開発と年金制度改善を通した金融の福祉増進機能強化、投資銀行の能力を持つグローバル金融会社の育成、硬直的でなく先制的な規制パラダイム改革などを提示した。 特に政府の創造経済が成功するためにはまず創造金融の種がまかれなければならないということで口をそろえた。例えば知識・技術を担保に資金を調達できる金融環境を作り、クラウドファンディングのような新たな創業資金源を発掘して創造的革新企業を育てようということだ。 金融委員会常任委員を務めた金・張法律事務所のイ・ジョング弁護士は、「金融産業がこれまで政府の監督と保護の中で過ごしたところ創意性がしっかりと発揮できなかった。海外市場の大手である国民年金を活用して金融会社の海外進出を増やすなど段階的に国際競争力を確保する必要がある」と助言した。 今日のイチオシ記事 韓国の石油化学企業「暁星」が炭素繊維工場を竣工…日本企業に応戦 ノーベル賞と新素材、ICT開発…サムスンが10年で1兆5千億ウォン支援 【噴水台】「愛国心は、ならず者の最後の逃避先」=韓国 日本に取られた原発受注…韓国のみすぼらしい金融競争力が原因(1) 日本人観光客が減少…韓国の旅行収支、7四半期ぶりに最大赤字 関連記事 「アベノミクス」の襲撃、韓国の輸出に影響の可能性(1) 2012年12月18日 (火) 08時39分 「アベノミクス」、最大の被害国は韓国 2013年01月22日 (火) 08時41分 日本、円安にも3期連続マイナス成長…弾みがつくアベノミクス(1) 2013年02月15日 (金) 08時56分 日銀、アベノミクスを支援…さらに強まる円安空襲に韓銀は(1) 2013年04月05日 (金) 09時12分 韓国銀行の電撃利下げ…「政府の経済回復努力に協力」(1) 2013年05月10日 (金) 10時19分 「コリアブランドパワー、経済力に及ばないのが残念」(1) 2013年01月28日 (月) 16時56分 【社説】朴槿恵大統領の訪米が残した宿題 2013年05月10日 (金) 13時05分 韓国野党女性議員「青瓦台報道官の更迭、国際的恥さらし」 2013年05月10日 (金) 15時48分 【社説】「尹昶重事件」は国格への醜行=韓国 2013年05月11日 (土) 11時42分 【社説】朴槿恵、「尹昶重事件」の本質を直視すべき 2013年05月14日 (火) 11時09分
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