http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/762.html
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http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
世界の中央銀行が過去例にないほどの金融緩和を行い、お金を市場にばらまいていますが、株式・不動産にバブルが発生し、これらには資金が回り、アメリカのマイアミでは過剰在庫があるにもかかわらず、ファンドがべらぼうな資金投入を行い、マンション建設を行い、購入も別のファンドが行い、幽霊マンションが出現しており、いわば不動産の回し取引を行って活況を見せつけています。
株式も株価収益率でははかれない買い上げを行っていますが、問題は国債市場です。
いくらお金を入れましても利回りが低下するどころか、反対に上昇してきており、米国債は危険水域に入ってきていると言えます。
30年国債 額面100%の95%台
米国30年債は額面の95%まで売られてきており、国債保有者は今や5%の損を抱えていることになっており、
国債ファンドは異常事態に陥ってきています。
今日は、30年国債利回りが3.00%から3.11%にまで急上昇してきており、日本でも10年国債がストップ安まで売られてきており、利回り水準自体はいまだ低いですが、日銀がほぼ市場で一手買いを行っているにもかかわらず、ストップ安売り気配となり、売買が停止されるという事態になってきているのです。
日本国債は1,000兆円の発行となっており、この世界一の国債(借金)市場が崩れ始めてきており、その破壊力は日本を破壊する程の力を持っています。
殆どの投資家は、国債市場(金利)を気にしませんが、国債市場は株式市場とは比べ物にならない程の規模を持っており、ここが政策当局者の思惑とは反対の方向に向かいはじめており、いわば暴走し始めていると言えます。
日本でも米国でも株式を見ればバラ色ですが、国債市場を見れば、悪夢のような状況になっており、ある国債トレーダーは『相場が恐ろしくて取引時間中は、トイレもいけない』と述べていたようですが、一瞬でストップ安売り気配となる相場であればそれも頷けます。
円相場も102円近くにまで一気に下落してきていますが、国債相場が本格的に崩れれば、円相場も崩れ、暴落の道を歩み始めます。
日銀が国債を制御できるかどうか。
FRBも同様ですが、来週は、日銀・FRBにとり、最後の「試練」となるかも知れません。
(参照記事:)
債券の強気相場、4月29日に終えん(PIMCOグロース氏)
ーhttp://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2013-05-10T181742Z_1_TJE94901M_RTROPTT_0_JT8388681-PIMCO-GROSS-BULL.html
【ニューヨーク 10日 ロイター】 米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のビル・グロース共同最高投資責任者は10日、米国債に限らず、高利回り債を含む「すべての債券」の強気相場は終えんを迎えたとの見解を示した。
グロース氏はロイターに対し、30年に及んだ債券の強気相場が4月29日に終わった「予感がする」と語った。ただ、指標10年債のピーク時は多少ずれる可能性があると述べた。
同氏は4月、旗艦ファンド「トータル・リターン・ファンド」の米国債組み入れ比率を、約1年ぶりの高水準となる39%に引き上げている。(2013/05/11)
◆独連邦債が6週ぶり安値、円安受けた日米国債売りに追随
http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2013-05-10T182352Z_1_TJE94901Q_RTROPTT_0_JT8388715-MARKETS-BONDS-EURO.html
【ロンドン 10日 ロイター】 10日のユーロ圏金融・債券市場では、急速な円安・ドル高を受けた日米国債への売りに追随し、独連邦債価格が6週間ぶり安値をつけた。
市場関係者は、円が対ドルで4年半ぶり安値となる101.98円まで下げたことを受けて、投資家の間でヘッジに絡む日米国債売りが広がったと指摘、独連邦債も連れ安したとの見方を示した。ただ、独連邦債の下落は数日で和らぐ可能性が高いとみられている。
外為市場では、日本の投資家が4月21日─5月4日の2週間に外債を買い越していたことを示す統計などを受けて円が下落。日銀の緩和資金の一部が欧州への投資に回る可能性があるとの期待が高まった。
独連邦債先物は1ポイント超下落して144.66で清算。独連邦10年債利回りは12ベーシスポイント(bp)上昇の1.386%。50日移動平均の1.325%を上抜けた。
独連邦債は今週、ドイツや米国の経済指標が予想を上回り、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の観測がやや後退したことも圧迫材料となった。
ユーロ圏周辺国債ではスペイン10年債利回りが4.22%に小幅上昇した。スペインは前日中期債入札で46億ユーロを調達したが、向こう数週間にシンジケート団を通じて国債をさらに売り出す可能性があるとの観測が広がり、利回りが約10bp上昇していた。
イタリアも週明けに最大80億ユーロの債券発行を計画しており、市場関係者の間では、これほどの短期間に一連の債券発行を消化できるか懸念が浮上している。
(2013/05/11)
◆売り物殺到で売買停止に(日本国債=5/10日)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
国債先物市場で12時39分に売り一色となりストップ安となり、売買を停止しており、利回りは0.7%にまで急上昇しています。
日銀や公的資金の買いで何とか売り気配継続は解除されていますが、週明けも売り物殺到となり、外人が保有国債を投げ売りし、円を売ってきた場合、国債暴落・円急落という、世界的に見て危険な状態になりかねません。
・急落した日本国債
10年物日本国債が急落しており、利回りが一気に0.68%にまで急騰してきています。
日銀の思惑とは反対に金利が上昇してきており(国債価格は下落)、このままいけば、国債は暴落することもあり得ます。
10年物国債は、バズーカ砲金融緩和発表時につけました利回りの<2倍>もの利回りになりつつあり、次第に日銀のコントロールが効かなくなりつつあるのです。
国債市場が暴走し始めた時、日本の金融市場は大混乱をきたし、その時、アジアの金融市場はマヒすることになります。
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