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バブル崩壊以上の負のマグマが襲い掛かる
所詮はハゲタカ(米国)の国益だけの売国奴政権なのに、上がる株価と内閣支持率の現状からも、参議院選は自民党の大勝でしょう。そして、民主党政権誕生で日本中が地獄のどん底に落とされたのと同じような悲劇が、また繰り返される。
でも、アベバブルの幻想に惑わされた多くの国民はそれに気がつかないのか、それとも現実を直視するのが嫌なのか、何らそのための対策や自衛を試みることもなく、アベバブルの崩壊とともに、またも大不況のどん底へと叩き込まれる。それがまもなく、われわれ日本人が直面する現実なのです」。
知人の経済エコノミストは、呆れ顔で言う。
「株が上がって悪いことはない」「景気の期待感が高まって何が悪い」
街ではそんなノーテンキな声が飛び交う。
無理もない。あのバブル世代はもう50歳前後である。
良くも悪くもバブルというものを知らない30代、そして40代前半がこの国の消費世代の中枢になっている状況下では、バブルそのものの危うさ、崩壊後の地獄をイメージしろというほうが無理なのだろう。
かつてのバブル経済研究を続ける経済専門家はこんな警鐘を鳴らす。
「そもそも今回のアベバブルは株価と為替の変動だけであり、一部の投機筋と、TPP誘導への筋道をつけたかった米国とその外国人トレーダーだけのものでしかないということです。実態は不況のどん底であり、相変わらずスーパーでは閉店前の半額弁当に、多くの消費者が殺到している。それが現実です。
しかし、そうした実体経済にはほとんど反映されていない幻影バブルでも、バブル崩壊となると、その衝撃度はあのバブル経済時よりも大きい。なぜなら、バブル経済時は多くの日本人がそれなりに豊かさを実感できた。しかし、今回はそれがない。ただ弾けるだけ。不況が弾ければどうなるか?マイナスがさらにマイナスになるだけ。つまり大恐慌が待ち受けているということです」
アベバブルで「会社四季報」が飛ぶように売れているという。しかし、アベノミクスでの高騰前に日本株を買い捲ったジョージ・ソロスはもう、10億ドル以上の利益を得てしまっているらしい。外国人投資家の間ではもう、アベバブルの回収期が終わろうとしている。
多くのハゲタカトレーダーの本音は、こうだろう。
「勝負は7月(参議院選挙)までだ。それまでに四季報や株雑誌に煽られて参戦してくるカモども(日本の個人投資家)相手に売り逃げろ!」
バブルはしょせんバブルである。しかし、今回のバブルで得をしたのはハゲタカだけ。その意味では、あのバブル経済よりも性質が悪い。それがアベノミクスの正体であろう。」
◆世界的な金融緩和で投資家がリターン確保に奔走・・遠からず悲観の季節風が吹く!
http://jp.reuters.com/article/jpeconomy/idJPTYE94602820130507?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0
日米欧の中央銀行が債券買い入れや低金利融資で世界に大量の資金を供給しても、長らく市場でささやかれていたインフレ台頭の懸念は後退しているようだ。
最近の世界の消費者物価指数(CPI)をみてもこの傾向は明らか。欧州中央銀行(ECB)は2日の理事会で利下げを決定したが、ユーロ圏の4月のCPI伸び率は1.2%と3年ぶり低水準で、ECBが目標とする2%をやや下回る水準を大きく下回っている。
さらに重要なことは、インフレ期待が消えつつあること。
これを踏まえると、失業率重視のFRBが4月30日─5月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、緩和策縮小を急がない姿勢と債券買い入れ拡大の可能性を示したこともうなずける。
ではインフレ懸念は本当に消えたのかというと、必ずしもそうではない。
今後の状況の変化に目を向けるべきと主張。クレジット市場の回復や、世界的な人口増加を背景とした食糧需要の高まりにより、たとえ数四半期あるいは数年後になろうとも中銀による資金供給がインフレ台頭につながる・・・長期にわたる貿易のグローバル化の停滞あるいは後退の影響で、西側諸国の物価が上昇する可能性を明らかにした。
一方でこれと反対の見方もある。
悲観的なことで知られるソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、アルバート・エドワーズ氏は、投資家は的外れでデフレこそが脅威であると力説。日本が1990年代に行ったような量的緩和は失敗と主張している。
「過去15年間、投資家のほとんどは西側諸国でおこった出来事を熟考することを拒み、1990年代の日本のような対策を講じてきた。しかし最新の米国とユーロ圏のインフレデータは、われわれが日本式のデフレからさほど遠くなく、短期のリセッション状態にあることを示している」という。(抜粋)
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