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“外国人目線”のドルベースでも、ついに日本株が世界トップの座に付いた。米スタンダード&プアーズが毎月公表している「S&Pグローバル株価指数」(ドル建て、配当なし)における1-4月累計パフォーマンスのことだ(対象52カ国)。
日本株上昇の背景が「円安効果」だけではないことが証明された格好となる。今年に入って、優に3割高を遂げた日本株ではあるが、急激な円安進行を伴った分、従来、「ドルベースでの上げ幅は今ひとつ」とも言われてきた。
★米国投資家に売れ筋の日本株ETF(上場投信)が、為替ヘッジ付きのタイプ(ウイズダムツリー・ジャパン・ヘッジド・エクイティー・ファンド)に傾斜していた背景でもある。
★S&P指数における日本株の順位を、月ごとに追っていくと、1月28位、2月6位(年初来累計では12位)、3月2位(同5位)、そして4月7位(同1位)となっている。
「1-3月」の累計騰落率は+11.34%の5位だったが、「1-4月」は+35.81%の断トツ状態。2位モロッコの上昇率+17.87%の2倍以上。3位のナイジェリアも+9.28%に過ぎず、日本株一人勝ちと言ってもいい状態にある。
対象52カ国で年初来プラスをキープするのはわずか13カ国(全体の25%)。それも、主要どころでは、台湾やブラジル、インドネシア、タイが見られる程度で、他は市場規模のごく小さい国々に限られ、米国は33位、中国は48位、英国も29位と下位に低迷している。たとえば米国で言えば、
★優良株30銘柄で構成されるニューヨークダウの値動きとは、別の世界も垣間見られると言えようか。
★そして、パフォーマンスの良好な市場ほど資金が集まる傾向が、昨今の東京市場への外国人買いとなって現れていると見ることもできそうだ。
ちなみに、グローバル指数の示す、4月の全世界の株式市場は+2.48%だが、「全世界(日本を除く)」で見ると、+1.94%。逆算すれば、4月の世界株高の22%が日本株高に負っていることになる。
また、年初来の全世界の株式市場は+9.06%。前述の通り、4分の3の国の市場が下落する中、全体の指数が2ケタ近い上昇。こちらは、「全世界(日本を除く)」ベースで見て+8.02なので、日本株の貢献は一部にとどまるとはいえ、一部の国が全体を引っ張る、やや歪(いびつ)な構成となっているようだ。
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