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4月の米雇用統計がポジティブ・サプライズでアメリカ経済は強制歳出削減中でも底固いという
意識を市場に齎し私の思惑通りすんなりとは中銀に逆らえなくなった。
このところの弱い米経済指標でQE効果もこれまでかと市場が意識する思惑だったが不動産市場の
底打ちや労働市場のゆるやかな回復で市場の金融緩和中毒は衰えそうに無い。
バーナンキFRB議長の恐慌脱出計画のQE延長。イタリア人マリオ・ドラギECB総裁の私を信じろと
ユーロ崩壊を阻止し最近のユーロ圏の経済成長失速阻止に向けてハト派に傾いている。
日本のアベノミクスのはったり度も凄い。大借金国が「財政出動」「金融緩和」「成長戦略」を
打ち出した。これは常識はずれなので市場がビックリして日本株が急伸することになった。
アベノミクスがドラギをハト派に導いているかもしれない。
そしてこれら先進国の株式はリーマン・ショックが無かったというように回復している。
それに較べて楽天証券にある私のADR偵察隊は酷いものだ。
STP、GAME、RENN(中国)TCL(インド)は5年間株価は下がり放題。
PBR(ブラジル)MTL(ロシア)はリーマン・ショック時の株価に戻っている。
ましのBIDU(中国)IBN(インド)は最近停滞気味だ。
最近、BRICsの銘柄研究していないので、もっといい銘柄があるのだろうけど、購入当時は
イケイケムードだったものばかりだ。
大証1552で危ない橋渡っているが新興国ADRに投資していても結構痛い目に遭っているわけだ。
リーマン・ショックが無かったように金融緩和で回復した先進国の株式と酷い目に遭っている
新興国の株式とどっちが魅力的かと問えば安く将来性のある新興国に決まっている。
が・・・先進国の株式がバブルに終われば新興国株式はもう一段売り込まれることになる。
だから普通の株式を買っていない。買うなら金鉱株と決めていた。
キプロスの金準備に手をつけてから金が怪しくなった。イタリアに金準備を担保にしてお金を借りて
経済を立て直せという意見もあるとか。金準備が担保ならマシだがイタリアが金準備売り出したら
恐ろしいことになる。売り出しはないと思いますが金のウィーク・ポイントの一つになりました。
危機が起これば金も売られるという原則の通りです。
100年に一度の金融危機は「民から公」に移り「国から中銀」に移っている。
中銀が国債をどれだけ買っても大丈夫なのでしょうか?
ハイパーインフレに陥った国が歴史的にあるけれども米・日本は大丈夫なのでしょうか?
欧州債務危機のように国債金利上昇で破綻の危機は来ないのでしょうか?
豊島逸夫さんがよく言われますが流動性こそが安心といつまで言えるのでしょうか?
私はアメリカでも日本でもどちらかが逝く過程に突入すれば市場はとんでもない恐怖に
襲われると思います。アメリカ国債を多量に持つ日本が破綻しかければ米国も中国も
真っ青でちびってしまいます。
そんなことが起こる確率はわからないしそれを待っているわけではありません。
ダウやS&P500がQE効果で過去最高値に達しています。
サブプライム住宅ローン危機前に「なんとなく」いつまでも続かないよなと思ったわけです。
それは同時にやってくるように思います。アメリカ・中国・欧州の経済が衰えると予想して
きました。そして「なんとなく」恐怖待ちをしているのです。
◆銀行システムと貧困 http://www.eagle-hit.com/
・「金融危機後の米銀支店閉鎖、低所得者地域で加速−地元に打撃」
(ブルームバーグ 2日抜粋)
米国の銀行が国内の低所得者層の居住地域で支店の閉鎖を進めている。、2008年末以降、銀行の支店1826カ所が閉鎖された。郵便番号に基づけば、そのうち93%は家計所得が全米の中央値を下回る地域だった。支店数の合計は向こう10年間で最大40%減少する可能性がある。
支店の減少により、銀行口座を保有していない人々は基本的な金融サービスへのアクセスが制限され、小切手の換金や公共料金の精算の際に手数料を支払わざるを得ない状況になっている。
「近隣に銀行がない人々にとって、経済的な足掛かりを築くのは非常に困難だ」と指摘。「銀行がないと中小企業が育たず、雇用も減少する。税基盤が弱体化することになる」と語る。米連邦預金保険公社が昨年9月に発表した調査結果によると、約1000万世帯が銀行口座を保有していないと推計されている。
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恐慌のメカニズムの根本が示されている。
いかに銀行システムが人々を貧困に貶めるか。企業を衰退させ、政府を借金漬けにしていくか。
逆に言えば、経済的な繁栄がいかに銀行システムに頼っているか、ということである。
これが近代以降、世界を牛耳る国際金融資本家らが構築した中央銀行制度であり、金融システムである。
それがゆえ、人為的に貧困をつくり出すことも、バブルをつくり出すこともできるのである。
上記は米国の事例だが、銀行システムが全世界でグローバル化している以上、同じ状況がつくられているわけである。
だからこそ、"静かなる世界恐慌"が先進国中心に起きているのである。
かつての激しい世界恐慌の様相になっていないのは、金融システムを安定させようと紙幣を刷りまくっているからであるが、それは破綻しているシステムの一時的な延命措置にすぎない。
その副作用ともいうべき貧困層の拡大と国家破産リスク増大は、史上かつてない金融市場の崩壊と世界経済の破局をもたらすことになろう。
むろん、それは「戦争」とセットになっているのだが・・・。
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